BITDAYS(ビットデイズ) – 仮想通貨・ブロックチェーンメディア

仮想通貨の価格変動をAIで予測するSIGNAL 開発会社FACTBASE代表の高橋氏にインタビュー

世界中の情報から仮想通貨に関して価値のある情報をまとめ、AIが仮想通貨の価格変動に影響度の高い情報をピックアップしてくれる「SIGNAL(シグナル)」。先日、事前登録サイトが公開され、仮想通貨の取引をおこなう投資家たちから注目が集まっています。
そんな中、SIGNALのリリースに向けて開発を進めている株式会社FACTBASEの代表取締役、高橋佑典さんにSIGNALについて詳しいお話を伺いました。

仮想通貨市場予測AIプラットフォームSIGNALとは

世界中の仮想通貨に関する情報をAIで収集・整理し、投資家の効率的な情報収集をサポートするサービスとなるSIGNAL(シグナル)。仮想通貨に関するテキスト情報をはじめ、ブロックチェーン上のデータやオープンソースデータ、プライスデータ、専門家のレポートなどあらゆる情報を収集します。そして東京大学の研究者が開発したAIで整理し、投資家にとって意味のある情報を提供するだけでなく、効率的な情報収集がおこなえるツールを目指しています。

SIGNALを開発中の株式会社FACTBASE 代表・高橋佑典氏にインタビュー

代表取締役の高橋佑典さんを筆頭に、東京大学の研究者が集まる十数名のチームにより開発が進められているSIGNAL(シグナル)。SIGNALに利用されている技術やSIGNALの目指すものについて、株式会社FACTBASEの代表取締役となる高橋佑典氏にインタビューさせていただきました。


株式会社FACTBASE 代表取締役 高橋佑典氏

SIGNALの構想や開発はいつごろから始まったのでしょうか?

<高橋氏>
会社の設立は11月ですが、1年ほど前から個人的にブロックチェーンの研究は進めていました。当時は仮想通貨の認識がそこまで広まっていないためニッチな分野でした。しかし数ヶ月前に大手仮想通貨取引所の代表と話したところ、取引所は時価総額1兆円を目指せる規模まで市場が成長していると実感。今後、仮想通貨の市場で狙うべきポジションを追求した結果、情報ベンダーにたどり着きました。プロジェクトとして開発をスタートしたのは9月ごろからですね。

仮想通貨の市場に注目していて、期待通りの展開になっているんですね。

<高橋氏>
そうです。ただ、その体感的なスピードは予想していたよりもずっと早いですね。短期間でここまで仮想通貨の市場が成長することまでは予想していませんでした。

事前登録サイトに掲載されているプロジェクトメンバーは、どのように集まったのでしょうか?

<高橋氏>
もともといたメンバーやベンチャー企業出身の人などさまざまです。なかでも研究者の伊藤(エンジニア:伊藤諒氏)は金融市場における言語処理、機械学習を専攻していて、その界隈でも有名人。ジャーナルへの掲載実績も持っており、これは普通の院生では到底難しいレベルの偉業です。そんな彼に私のプロジェクトへの思いを伝えたところ、彼の経歴と興味とが合致し、メンバーに加わってくれることになりました。

高橋さんが考えるSIGNALプロジェクトへの思いとは?

<高橋氏>
仮想通貨に対して私が考える課題として、「言語情報がわかりづらい」ということがあります。例えば、仮想通貨に関するニュースを見ても具体的に何を伝えたいのか、またその情報が値動きにどのような影響を与えるかがわかりづらいと思っています。例えば「リップルでロックアップされた」というニュースが出るとリップルの価値が上昇しますが、その情報を見て誰もが「価値が上がる」と判断できるでしょうか?仮想通貨に精通している人はわかるかもしれませんが、投資を始めたばかりの人にはわかりません。
プロジェクトでは、それを解決することが一つの目的。現状では価値の有無が不明な情報を集め、投資家の取引に役立つ情報に整理し提供する。仮想通貨市場の透明性を向上させるようなツールをつくりたい、というのが私の思いです。詐欺コインなどで被害が出ているのも、情報のわかりにくさに起因しているのではないかと考えています。

SIGNALにはそのような熱い思いが込められているんですね!リリースはいつごろを予定していますか?

<高橋氏>
当初は12月リリースを考えていたのですが、予想よりも反響が大きく、このサービスへの期待の高さを実感しました。同時に、せっかく多くの人に使ってもらうならより精度にこだわりたいと思い、リリースを翌年以降に延期させていただくことになりました。
また当初はウェブサービスとして考えていましたが、ユーザーインターフェースやサービスの質を高めるために、アプリでのリリースを検討しています。スマートフォンで通貨を売買する人が多いことから情報を入手するならアプリの方が便利な点、プッシュ通知ができる点など、アプリの方が自由度が高いことが大きな理由ですね。

SIGNALの特徴として、ウェブ上の感情(センチメント)を分析できるとのことですが、どのように判断するのでしょうか?

<高橋氏>
SIGNALの大きな特徴となるのは、独自に開発したSSI(Signal Sentiment Index)。SSIでは世界中のニュースメディアのテキストやそれに対するSNSユーザーの反応、開発者コミュニティで発信される情報、さらに国際情勢などあらゆるテキストデータを収集し、ポジティブかネガティブかを判断します。
仮想通貨市場の情報は誰にでも平等に開かれている一方で、どの情報が通貨の値動きに影響するかがわかりません。投資として重要な情報は何かというときに、投資家が判断できる情報を収集・整理するためにSSIを開発しました。

SIGNALのサービスはどれくらいの言語や通貨に対応する予定ですか?

<高橋氏>
言語は日本語と英語に対応したものをリリース予定です。将来的には各種言語に対応することを視野に入れて、既に韓国・中国・ロシア語の収集もおこなっています。
通貨の種類は、世界の大手取引所に上場している通貨をメインに対応させる予定です。アルトコインも含め、取引量が一定以上あるものを想定しています。
言語も通貨も、将来的には世界中のあらゆるものを取り扱うことを目指しますが、まずはクオリティを重視したいと考えています。横に広げるのではなく一つひとつの精度を高めることで、サービスを完成させていきたい。

投資家にとって有益なSIGNALですが、それ以外にはどんなユーザー層を想定していますか?

<高橋氏>
SIGNALの第一の目的は、投資家のパートナーとなるサービスになること。一方で、そのために収集したSDIやSSIのデータを企業向けに提供することも検討しています。私たちの開発したシステムや収集したデータが、別の形となり社会に貢献できれば嬉しいですね。

マネタイズはどのような形式になりますか?

<高橋氏>
基本は月ごとのサブスクリプション。さらに別機能を追加するには課金していくというシステムを検討しています。具体的な金額は改めて告知させていただきます。

SIGNALのリリースを待っているユーザーに一言お願いします

<高橋氏>
仮想通貨市場の拡大は投資家にとって大きなチャンスになり得る反面、さまざまな情報が氾濫し、市場の透明性が低いのが現状。SIGNALはそのなかでより良い投資判断に寄与できる情報サービスを目指しています。仮想通貨をきっかけに投資を始めたという人から、仮想通貨で大きなリターンを得ている人まで、多くの人がフラットに使える情報ツールをつくりたいですね。そのために、現在はリリースに向けて開発を進めています。皆様の期待に沿えるようなシステムを完成させるまで、今しばらくお待ちください。

SIGNALの事前登録サイトはこちら

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
The following two tabs change content below.
ミツヤコウヘイ

ミツヤコウヘイ

BITDAYS編集長です。
PAGE TOP
Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial