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イーサリアムの生みの親、ヴィタリック・ブテリンとは?

ビットコインの分裂や暴騰・暴落など、何かと話題を集めている仮想通貨。現在1,000種類以上存在する仮想通貨ですが、ビットコインに次いで時価総額が2位とされるのが「Ethereum(イーサリアム)」です(2017年9月時点)。ビットコインのブロックチェーンをもとに仮想通貨の可能性を広げたと注目されているイーサリアム。それを生み出したのは、なんと19歳の少年でした。天才とも呼ばれるイーサリアムの開発者ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)とはどのような人物なのか。イーサリアムはどのようにして生まれたのでしょうか。

仮想通貨を飛躍させたイーサリアム

仮想通貨の一つである「Ethereum(イーサリアム)」。この呼称はブロックチェーンを使ったさまざまなプロジェクトの総称で、仮想通貨の正式名称は「Ether(イーサー)」です。しかし通貨自体をイーサリアムと呼ぶ人が増えたため、そのまま定着しました。
ビットコインは決済用の仮想通貨であり、お金のやり取りをする手段。それ対してイーサリアムはアプリ開発のプラットフォーム、つまりイーサリアムを利用した開発・サービスの提供が目的です。ビットコインの元データを使い、より質の良いプログラムを生み出すために考え出されたのがイーサリアムだったのです。
イーサリアムの最大の特徴は「スマートコントラクト」というシステム。スマートコントラクトはお金のやり取りをおこなう上で発生する契約もすべて記録する技術で、イーサリアム上の取り引きはすべて自動的に記録・実行されます。
お金のやり取りのみを記録するビットコインのブロックチェーンと比較すると、イーサリアムは金銭契約に関する文面(いつ、誰に、いくら送金するといった内容)などもすべて記録として残すことができるという画期的なシステムなのです。
従来のビットコインのシステムにさらなる付加価値が加えられたイーサリアムは、マイクロソフト社がスポンサーになるなど、躍進的な広がりを見せています。

19歳という若さでイーサリアムを生み出したウィタリック・ブテリンとは?

仮想通貨に大きな衝撃を与えた「イーサリアム」。発明者はヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)という男性で、この構想を生み出したのは彼が当時19歳という若さでした。天才と呼ばれるヴィタリック・ブテリンですが、イーサリアムを誕生させるまでにはどういう経緯があったのでしょうか。

ウィタリック・ブリテンの生い立ち

1994年、ロシアのモスクワ州に生まれたウィタリック・ブリテン。コンピューターアナリストの父とビジネスアナリストの母とともに、6歳のときにカナダに移住しました。小学校3年生のときには数学・経済学・プログラミングを学び、同級生の中でも群を抜いた能力を発揮していたそうです。そんな彼が初めてビットコインに出合ったのは、17歳のとき。父がビットコインに興味を持っていたことがきっかけでした。その後自分でも興味を持ち、ビットコインに関する記事を書くアルバイトを始め、その報酬をビットコインで受け取っていたそう。18歳のときには国際オリンピックで銅メダルを獲得。大学へ進み、勉学の傍らでビットコインに関するプロジェクトにも参加していました。

ブロックチェーンに魅了され、イーサリアムが誕生

大学に通いながらも週に30時間以上もビットコインに関連するプロジェクトに参加していることに気づき、そちらに専念するために大学を中退。その後はおよそ5ヶ月にわたり、世界中のビットコインのプロジェクトを見て周る旅に出たのです。
彼がそこまでビットコインに魅了されたのは、「ブロックチェーン」のシステム。分散型の送金システムやサービス・モノの売買をはじめ個人認証やクラウドファンデングなど、あらゆるアプリケーションにブロックチェーンが応用されていることに気づいたのです。しかしそれらの質は十分なものに達していないと思ったブリテン。そこで生まれたのが「あらゆる目的に使えるブロックチェーンのプラットフォームをつくる」という、イーサリアムの核となるアイデアだったのです。このとき彼が19歳、ビットコインに出合ってわずか2年後のことでした。
そして2013年、ついに彼は「 Ethereumプロジェクトのホワイトペーパー(計画書)」をWEB上にアップし、イーサリアムが誕生しました。その後、ビットコインでイーサリアムの開発費16億円を調達し、2015年7月にいよいよ始動。今やビットコインに次ぐ世界第2位の仮想通貨へとなっていったのです。

ウィタリック・ブリテンのビジョンとは?

ヴィタリック・ブリテン氏いわく、イーサリアムは数年後にはクレジットカードのVisa並みの取引規模になるといいます。彼がビットコインと出合ってから魅了され続けているのは「分散型」というアイデアなのです。

分散型のプラットフォームでわたしたちの暮らしはどう変わる?

たとえば現在のSNSにおいてわたしたちは、FacebookにはFacebookのアカウントとパスワードを持ち、TwitterにはTwitterでしか使えないアカウントとパスワードを持たなければなりません。それはつまり、わたしたちのデジタルアイデンティティがFacebook社やTwitter社の管理下にあることを示しています。それが、ブロックチェーンを基盤にした分散型のプラットフォームであればどうでしょう。自分のデジタルアイデンティティを自分の管理下にだけ置くことができるようになるのです。一つの企業が全員のアイデンティティを管理している現在に代わり、そのアプリケーションに関わる人々によって企業が管理されることになります。それこそが分散型のウェブといわれ、「脱中央」のシステムにも通ずる考えなのです。

今後の展開にますます期待が高まるイーサリアム

現在一般的に使われている紙幣や貨幣は国という中央機関に依存している通貨ですが、「分散型」のアイデアが広まっていけば、中央機関に依存せず誰もが自由に通貨のやり取りがおこなえる未来が実現するかもしれません。世界の経済に大きな影響を与えている仮想通貨。イーサリアムの今後の広がりにも目が離せません。

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BITDAYS(ビットデイズ)編集部

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