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ビットコインが分裂するって何?分裂するとどうなるの?

ビットコイン(Bitcoin/BTC)が分裂すると言われていた2017年8月。
さまざまな憶測が流れ、ビットコインの価格が急降下しました。

しかし、「ビットコインが分裂する」とは一体どういうことなのでしょうか?そして、実際に分裂したのでしょうか?

ここでは、ビットコインの「分裂」について紹介していきます。

ビットコインの「分裂」とは?

ビットコインだけではなく、イーサリアムも分裂騒動を経験しています。
簡単にいえば、ビットコインと同じようなものがもう一つできるということ。

この発端は、ビットコインを採掘する「マイナー」と呼ばれる人と、ビットコインのソフトウェアを開発する人による争いが原因です。

ビットコインは「ブロックチェーン」という技術を使っており、過去の取引をすべてデータにして連鎖させています。その繋ぎ作業をおこなうのが、マイナーという人たち。膨大な計算データを取り扱うため、高速のコンピューターを敷き詰め、24時間コンピューターを稼働させています。

このようなデータ処理を「マイニング」と呼び、基本的に10分間に1回のペースでおこなわれます。しかし、マイナーたちはこのスピードが遅いと感じました。そして、ソフトウェア上の問題をよりクリアにすることで、5分に1回の処理など、より高速化できると考えたのです。

ただ、処理速度を上げると、さらに高性能のコンピューターが必要となります。そうなれば、資金を持っている人しかマイナーになれません。ビットコインとは本来、中央集権を持たない通貨。誰の管理下にもおかれるべきではないのです。この思いを強く持っているソフトウェア側の開発者は、マイナーの意見に反対。仲違いし、マイナー側がソフトウェアをそのままコピーした「ビットコインキャッシュ」という新しい仮装通貨を生み出しました。これが最近語られている分裂騒動です。

分裂が起きるとどうなるの?メリット・デメリットは?

結局、「分裂」による大きな変化は「ビットコインキャッシュ」という新しい仮想通貨ができたことだけです。そして、この通貨は中国の資金がほとんどを占めており、分裂したばかりの頃は高値をつけましたが、徐々に価格が落ちていきました。ビットコイン側には何の影響もなく、一時的に落ちた価格は戻ってきています。

分裂騒動によるメリットは、新たな仮想通貨ができたこと。ビットコインの保有者は保有額と同等の新通貨を入手することができます。やはりビットコインにはおよびませんが、それでも仮想通貨全体で見れば5本の指に入る価格をつけています。現在、中国は仮想通貨に否定的な意見を出していますが、もし賛成側に回れば価格が一気に伸びる可能性も秘めています。

逆に、分裂によるデメリットは特にありません。ただ、ビットコインの取引速度が遅い理由がより明確になりました。そして、今後もビットコインコインの取引速度を上げるために、分裂騒動が起こりうるとも言えます。

分裂を恐れる必要はない

2017年8月のビットコイン分裂時は、特に大きな影響もなく騒動は鎮火しました。しかし、また次の分裂があるのではないかと、徐々に騒がれ始めています。

取引所を利用している人は、分裂に対する対策として資金を現金に変えておくといいかもしれません。分裂したタイミングで、取引データがなくなってしまう可能性がないとは言えないからです。

10分に1回のマイニングのペースをどれだけ短縮するかは、ソフトウェアの開発者たちも考えており、再度問題が過熱することもあるかもしれません。また、この分裂騒動はビットコインだけではなく、どの仮想通貨でも起こりうるということを理解しておきましょう。

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