仮想通貨Peercoin(ピアコイン/PPC)の特徴、価格、取引所、将来性は?

多くの仮想通貨が採用するマイニング方式の「PoS(Proof of Stake)」は、「Peercoin(ピアコイン)」という仮想通貨が最初に採用しました。それまでは、ビットコインが採用している「Proof of Work(PoW)」がメジャーでしたが、PoSの登場は仮想通貨市場に大きな影響を与えました。

そんなPoSを最初に採用したPeercoinの特徴や価格、将来性についてまとめました。

PoSを初めて採用した仮想通貨。Peercoinの特徴とは

「Peercoin(ピアコイン)」は2012年に公開されました。通貨単位は「PPC」です。

Peercoinは、Primecoin(プライムコイン)を開発したSunny King(サニー・キング)という開発者集団によって作られた仮想通貨です。世界で初めてProof of Stake(PoS)を採用したことや、コインの発行枚数に上限を設けていないことが大きな特徴として挙げられます。

世界初のProof of Stake(PoS)採用

Peercoinでのマイニング方式には、Proof of Stake(PoS)が採用されています。今では多くの暗号通貨で採用されているPoSですが、世界で初めて採用したのはPeercoinでした。

PoSとは、マイニング(採掘)において、コインの保有量が多く、長く保有しているほどマイニング報酬を多く受け取れる仕組みのことです。ビットコインが採用しているProof of Work(PoW)に対して消費電力が少なく、51%攻撃といった問題も心配ありません。

ただしPeercoinでは、通貨発行の初期段階ではPoWが用いられます。つまり、PeercoinはPoWとPoSのハイブリッド型とも言えます。また、Peercoinは最低30日以上コインを保有していないと報酬を得られない仕組みになっています。

高いエネルギー効率

PoSは、PoWのような高いエネルギー消費を解決するために開発されました。Peercoinは実際、初期段階ではビットコインのようなPoWが用いられます。通貨発行数が増加し、マイニング作業の難易度が上がると、PoWが段階的に廃止されていき、PoSに移行する仕組みになっているんです。

そのため、PoSがマイニングの主な手段になるにつれて、エネルギー消費量が減少する仕組みになっています。その時のPeercoinのエネルギー消費量は、PoWの30%にまで抑えられます。最終的には、エネルギー消費率を限りなく0に近づけることを目指しています。

コイン発行枚数に上限がない

Peercoinには、コイン発行枚数に実質上の上限がありません。そのため、通貨価値が相対的に下がる、いわゆるインフレ通貨に分類されます。

しかしPeercoinは、最終的に1%のインフレ率を達成するように設計されています。これは、初期段階でPoWが用いられ、利用者が増えるにしたがってPoSに移行するように設計された結果です。

実際は20億コインの発行上限を持っていますが、この上限に達する見込みは当分ありません。仮に上限に達した場合でも、通貨発行量を引き上げることが可能になっています。

取引手数料を破棄

Peercoinは取引手数料をプロトコルレベルで固定し、誰にも渡すことなく自動的に破棄されるように設計されています。これは、取引手数料を破棄することで通貨発行量を減らし、インフレを抑止させる仕組みにもなっています。その代わり、コインの発行量を無限に設定することで、マイナーへの報酬を確保しています。

エネルギー消費問題に向き合うPeercoinの将来性

エネルギーの効率化に対して世界中が取り組む中、仮想通貨のマイニングを行うコンピューターによる多大なエネルギーの消費が懸念されています。これは、ビットコイン等のいくつかの暗号通貨がマイニング方式にPoWを採用していることが大きな原因です。

またPoWでは、計算力の高さがマイニング報酬を決めるため、より強力なコンピューターが必要になります。そのため、資金力のあるマイナーによる独占的な採掘、いわゆる51%攻撃もたびたび問題視されてきました。

一方でPoSは、コインの保有量や保有期間がマイニング報酬を決めるため、計算力の高いコンピューターを必要としません。その結果、消費電力を多く必要とせず、51%攻撃のような問題も起こりえないのです。
エネルギー効率の重要さが世界的に示されている今、世界で初めてPoSを採用したPeercoinの将来性は明るいと言えるでしょう。

仮想通貨Peercoin(ピアコイン/PPC)の価格は?

Peercoinは、取引開始時点の2012年、価格は低迷したまま推移しており、2013年の6月には1PPCあたり10円程度でした。

2017年10月31日の1PPCあたりの価格は375円でしたが、11月1日にリリースが行われ、v0.6.0のプロトコルにより集中的なチェックポイントが選択可能になったことに期待が高まった影響もあり、11月以降に急速な上昇が見られます。年明けからまた上昇し、2018年1月13日には過去最高値の1PPCあたり1049円を記録しました。

ここ最近は緩やかに下落と上昇を繰り返しているようです。
2018年2月23日現在、Peercoinの時価総額は約87億円、1PPC=約350円となっています。

仮想通貨Peercoin(ピアコイン/PPC)を扱う取引所は?

Peercoinを扱っている取引所は2018年2月現在、日本国内には存在しません。

Peercoinを購入するためには、以下のような海外の取引所を利用する必要があります。

Bittrex(ビットレックス)
アメリカの大手仮想通貨取引所。アルトコインは200種類以上。

Poloniex(ポロニエックス)
アメリカの大手仮想通貨取引所。取り扱っているアルトコインは60種類以上。

HitBTC(ヒットビーティーシー)
イギリスの大手仮想通貨取引所。ICO直後の仮想通貨も取引できる。

Livecoin(ライブコイン)
イギリスの大手仮想通貨取引所。マイナーなアルトコインの取り扱いが豊富。

Cryptopia(クリプトピア)
ニュージーランドの大手仮想通貨取引所。取引手数料が安い。

海外の取引所を利用する方法

海外の取引所を利用する場合、日本円で仮想通貨を購入することはできません。その取引所で対応している法定通貨、あるいはビットコインで購入する必要があります。

ビットコイン建てで購入する場合、まずは日本国内の取引所で口座を開設し、ビットコインを購入します。次に海外の取引所を開設し、その口座へ国内の取引所からビットコインを送金します。海外の取引所に着金したビットコインでPeercoinを購入します。少し手間に感じる方法かもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。

また、海外の取引所には、マニアックな銘柄の仮想通貨が多く扱われている所もあるので、Peercoin以外にもさまざまな通貨を見つけることができます。

Peercoinが実現した平等でエコな取引

2010年頃から考案されていたPoSを形にし、世界で初めて採用したPeercoinは、その後の仮想通貨の仕組みに大きな影響を与えました。

PoSは、今までPoWが抱えていた問題に真っ向から向き合い、解決することで、エネルギーの効率化だけでなく、多くの人に平等にマイニングを行える機会を与えました。

非中央集権を掲げる仮想通貨市場にとって、力のあるマイナーによりマイニング報酬が多く採掘されることは、解決すべき問題とされてきました。

PeercoinはPoSを採用するだけでなく、最低30日はマイニング報酬を得られない設定など、仮想通貨取引の平等さを強く牽引してきたのです。

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BITDAYS(ビットデイズ)編集部

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