Ripple(リップル)

Amazonがリップルネット加盟のAxis Bankと提携しリリースした「Amazon Pay UPI」とは

Amazonと言えば今や世界的な小売業者として有名であり、利用したことがある方も多いと思います。
そのアマゾンでは決済サービスとしてAmazon Payというものも提供していますが、2019年に入って「Amazon Pay UPI」というものをリリースしたことが話題になりました。

これはリップルネット加盟であるインドの銀行と提携することで生み出されたのですが、この決済サービスも然ることながら、そこに利用されているリップルネットが今後のAmazonの動向にも大きく影響してくると囁かれているのです。

このリップルネットそしてAmazon Pay UPIとはどのようなものなのか、紹介していきます。

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リップル社の「RippleNet(リップルネット)」とは?

リップル社が運営するRippleNet(リップルネット)について説明します。

RippleNetはブロックチェーン技術を用いた次世代の国際送金ネットワークシステムです。
xCurrent」「xRapid」「xVia」という3つの主要なソフトウェアで構成されており、その内部で国際送金時のブリッジ通貨であり仮想通貨である「XRP」、異なる台帳同士を繋ぐ通信規約「Interledger Protocol」、それに加えてXRP Ledgerという台帳が利用されています。

特に台帳にはブロックチェーンで知られる分散化技術が使用されているのも特徴です。
3つのソフトウェアとこれらの技術を利用することで円滑に国際送金を行えるようになっています。

xCurrent

xCurrentは国境を越えた銀行間のコミュニケーションツールとして使われているソフトウェアであり、国際送金での即時決済や送金情報の可視化と共有を行っています。

送金者や受信先の口座情報、取引内容、取引完了時の双方の口座の同期を円滑に行ってくれるのがこのソフトウェアということになります。

これがあることにより、情報確認がスムーズに行われ、両者の取引準備の確認から承認、さらにInterledger Protocolを使い台帳上に取引内容が書き込まれるため、取引の透明性も保たれています。

xRapid

xRapidを導入することで従来あった国際送金を行うときに必要な中継プロセスが省かれ、シンプルに国際送金が行えるようになりました。

従来であればノストロ口座を通じて決済をしなければなりませんでしたが、このソフトウェアがあれば、各銀行がXRPを保有することにより送金元の資金をXRPに即時変換してくれます。

それを受け取り側に送金し、相手側の自国通貨に再変換してくれるため、ノストロ口座で管理することなく国際送金が行え、大幅な流動性コストの削減を行うことができるようになりました。

xVia

xViaは外部からのRippleNetへの接続に必要なソフトウェアです。
もちろんそれだけではなく、支払いの追跡が可能となっており、トラッキングと着金確認によってオンデマンドで追跡できるようなシステムになっています。

豊富なデータ送信を利用し、大幅な照合プロセスの改善にも寄与しており、スタンダードな送金インターフェイスとしての役割を果たしています。

AmazonがインドのAndroidユーザー向けの新決済サービス「Amazon Pay UPI」をリリース

そんな中でAmazonはインドのAndroidユーザー向けに新決済サービスであるAmazon Pay UPIをリリースしました。

なぜこの話が出てくるかというと、このリリースするにあたりAmazonが提携したインドの大手銀行であるAxis Bankがあります。
こちらの銀行はリップルネットワークを採用しており、これによって銀行間取引を即時に処理できるようになっています。

UPIはもともとインド中央銀行の技術アームが開発した即時ペインメントシステムであり、これによってインド版のAmazonでは買い物において、銀行口座やデビットカードの情報を入力するなど煩雑なプロセスを省いてスムーズに支払いができるようになりました。

これはユーザーとしても便利ですが、決済をするAmazon側としても利点です。
このインドでの導入によりAmazonは今後、モバイル決済アプリにリップルネットを導入する可能性が出てきました。

新決済サービス「Amazon Pay統合支払いインターフェース(UPI)」とは

既にこの新決済サービスについては触れましたが、もう一度整理しておきましょう。
このAmazon Pay統合支払いインターフェースは、インドのAndroidユーザー向けに立ち上げられた決済サービスです。

UPI IDを発行し、プラットフォーム、つまりこの場合はAmazonでのペインメント取引をより安全かつ容易に行うことができるシステムになります。
これによってAmazonを利用するユーザーはデジタル支払い手段としてスマホ用電子決済アプリを利用できるようになり、インド政府が目指すキャッシュレス・インディアを手助けする重要な要因となっています。

AmazonはWorldPayとも提携している


もちろんAmazonがリップルを今後採用するのではないか、というのはAmazon Pay UPIだけが理由ではありません。
Amazonは2019年3月に国際決済関連企業であるWorldPayと提携することが発表され、Amaozn PayをWorldPayの加盟店リストに加ました。

WorldPayはこの提携より以前に、リップルパートナーであるアメリカの金融サービス技術企業フィデリティ・ナショナル・インフォメーション・サービシズ(Fidelity National Information Services Inc.(FIS))に2019年3月18日に買収されるとの発表がありました。

これは世界的なスマホの普及により、電子商取引やオンライン決済の急激な成長に伴い、FISが規模の追求を行うため、世界146カ国に展開し、126の通貨に対応しているWorldPayを買収するに至ったようです。

つまりリップルパートナーの傘下となったWorldPayにAmazon Payを加盟店リストに加えることで、リップルに採用に近づいているのではないかという推測に繋がっているのです。

既に支払いモデルとして人気のAmazon Payですが、WorldPayに加盟することで販売者がより広く利用できると同時にリップルを採用することで、シンプルでスムーズな決済方法へと歩を進めようとしているのかもしれません。

Amazonの今後の動きにも注目!


Amazonは今や世界的な小売業者としてその地位を磐石にしようとしています。しかしそれだけではなく、支払い業界のトップとしての地位も確立してようとしているという声さえ聞かれます。

そのためのWorldPayの加盟であれば納得であり、今後の動向如何によっては世界的な決済サービスとなることも遠くない未来になるかもしれません。

WorldPayは先ほども触れたように146カ国に決済を提供しています。そこへの加盟というのは広く世界での利用を目したものに他なりません。
現在はアメリカのみの展開にはなっているものの、今後は世界にも拡大していくことでしょう。

そこにリップルを採用することになれば、よりスピーディな決済を実現することも考えられます。
Amazonが今後どのように舵を切っていくのか今後も目が離せません。

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