短期間で世界最大クラスの仮想通貨取引所となったBinance(バイナンス)では、パソコンの取引ツールはもちろんのこと、スマホアプリでも簡単便利に取引できると評判です。
仮想通貨取引所ではスマホアプリに力を入れていないところも多いのが実情ですが、ここでは、Binanceの提供するスマホアプリについて徹底解説します。
▼仮想通貨取引所Binance(バイナンス)についての特徴はコチラ
取り扱い通貨1,000種類以上!仮想通貨取引所Binance(バイナンス)とは?
Binanceアプリの特徴
外国為替FXや株式のようにスプレッドが狭くはない仮想通貨トレードでは、長期投資(ガチホ)がメインの取引方法となっており、短期トレーディングを頻繁に行う投資家はそれほど多くはありません。
ところが、Binanceでは他の取引所と比較した場合にスプレッドが狭く、手数料がお手頃ですので、短期トレーディングでも十分に収益を目指すことができ、またそういった取引に対応できるようなトレードシステムが提供されています。
スマホアプリについても同様で、パソコン用トレードツールに比べると、テクニカル指標などの数は減りますが、スマホだけでも十分トレードできるツールです。
取引画面が見やすい
Binanceでは、パソコン用のトレードツールの他にもスマホアプリとしてiOS用とAndroid用のスマホアプリが配布されていますが、Binanceアプリの人気の最大の理由の一つが、画面設計がシンプルで、画面が大きく見やすく、操作を直観的に行えるという点です。
あたかも、株式や為替のスマホアプリのように充実した機能が備わり、見やすく使いやすいというのが最大の特徴です。
操作性が良い
Binanceのスマホアプリは、iOS用・Android用ともにシンプルな操作ができ、Buy/Sellの表記も大きく、表示位置もわかりやすくワンタッチするだけで取引が完了します。
画面の一番下にあるFundsをタップすると簡単に資産管理画面へと移行でき、スマホアプリをインストロールしたらすぐにパソコンでのトレードと同様のことをサクサクと進めることができます。
その使い勝手の良さも、これまでの仮想通貨取引所から配布されているスマホアプリとは一線を画すものです。
高度なセキュリティ
デジタルマネーである仮想通貨(暗号通貨)は、オンライン上にのみ存在する通貨ですから、coincheck流出事件のようなハッキングなどへの対策は非常に重要なポイントとなります。
Bainanceスマホアプリはその点についても抜かりはなく、セキュリティは非常に強固で、指紋認証・パターン認証・二段階認証など、ユーザーが安心して利用できるような万全のセキュリティ対策が施されています。
もともとBinanceは中国で創設された仮想通貨取引所ですが。中国政府の規制が厳しくなると本拠地を香港に移転し、さらに、香港にも規制の手が伸びそうになると2018年3月にはマルタ島へ移転するという、対応力の速さも信頼性を感じさせます。
日本語非対応
取引画面は大きくて見やすく操作性の良いというBinanceアプリなのですが、残念ながら日本語には対応していません。
パソコン用トレードツールについても、以前は日本語対応していましたが、金融庁の警告以降は日本語対応が廃止されていますので、スマホアプリの日本語対応についても期待薄となります。
とはいえ、実際にインストロールして見ていただくと分かりますが、簡単な英語ですのでほとんど苦労することは無いと思われます。
ログイン方法と画面
Binanceアプリを利用するには、まず、iPhoneの場合にはAppStore、Androidの場合にはGooglePlayからインストールします。
インストールが完了したらログインします。
ログインすると画面が出てきますが、パソコン画面になれているユーザーの場合には違和感なくすぐに利用できるような作りとなっています。
操作画面・取引画面の説明
画面下部にある、「Home」、「Market」「Trade」「Funds」「Accunt」をタップすると、それぞれの画面で操作ができます。
「Home」をタップすると、Binanceで取り扱っている仮想通貨の直近24時間の取引量や騰落率のランキング、Binanceからのお知らせなどを確認できます。
「Market」をタップすると、価格情報が表示されます。
まず、Binanceは取扱通貨数が非常に多いので、画面最上部のMarket表示の右側にある虫メガネをタップして、例えば、XRP(リップル)を入力して検索すると、XRP/BTC、XRP/ETHが表示されます。
画面上部にある「BNB」をタップするとBinance独自トークンのBNB建て、「BTC」をタップするとビットコイン建て、「ETH」をタップするとイーサリアム建て、「USDT」をタップするとドル建てでの売買となります。
ちなみに、BNBの左側にある「Favorites」をタップすると、お気に入りの通貨ペアを表示させることができます。
3段目に表示されている、Pair/Vol、Last Praice、24h Chg%は、それぞれ通貨ペア/取引量、価格順、直近24時間の騰落順を指しており、それぞれの順位に並べ替えることができます。
次に、「Trade」をタップすると取引画面が表示されます。
「Buy」をタップすると緑色のBuyが表示され、指値注文の場合には「Buy」の下にあるLimt Orderにし指値を入力し、成行き注文の場合には、Limit OaderをタップしてMarket Orderを表示させます。
資産や取引履歴の確認方法
画面下部の「Funds」をタップすると資産管理画面が表示されます。画面上部のFundsの下の「Deposit」をタップすると預け入れ(入金)ができ、「Withdraw」をタップすると引き出し(送金)が可能となります。
入金・送金方法についてはパソコンツールでのやり方と全く同じとなります。
また、Fundsの左側にある「History」をタップすると入出金履歴が表示されます。
取引の方法は?
実際の取引は、「Trade」画面、もしくは「Market」画面で表示される仮想通貨銘柄をタップして表示される画面で行います。まず、「Trade」をタップすると上記画面が表示されます。
画面の一番上にあるBTC/USDTと表記されている部分をタップすることで、通貨ペアを選択でき、ここ画面ではBTC/USDT通貨ペアでの取引となります。右側にある「Oarder History」をタップすると取引履歴が表示されます。
次に、2段目にある「Buy」「Sell」で売買を行い、その右側の「Open Orders」をタップすると予約注文の確認ができます。
「Buy」の下にある「Limit Order」をタップすると、「Limit Order」「Market Order」「Stop-Limit」の3種類の注文方法が表示されますので、成行注文の場合には「Market Order」を選択します。
右側に、板情報が表示されますので、価格状況を見ながら注文を入れます。
「Market」画面から、任意の通貨をタップしても取引画面が表示され、ここから取引することもできます。この画面では、チャート機能が表示されますので1分足から1週間足まで確認可能です。
また、「Buy」もしくは「Sell」をタップすると「Trade」画面に移行します。
その他の便利機能と使い方
「Market」画面で表示されるチャート機能は、1分足から1週間足まで合計12種類の時間足が表示可能で、さらに、右側にある「Full」をタップするとフル画面でチャートを見ることが可能で、大変見やすくなっています。
「Trade」画面からは、指値・成行注文に加えて「Stop-Limit」注文も可能となっています。
この注文方法は、予約注文のことで、相場が一定の価格になった場合に発動される注文となり、予め損切りポイントなどを設定しておきたいときに便利な機能です、
予約注文をキャンセルしたい場合には、「Trade」画面の上部右側の「Open order」を選択すると注文一覧が表示されますので、「Cancel」をタップするとキャンセルできます。
高機能なBinanceスマホアプリ
Binance(バイナンス)スマホアプリは、高機能なトレード機能はもちろん、入出金までこれ一つで可能という秀逸なアプリです。外出時などでは非常に便利ですし、専門的なテクニカル分析はパソコン用トレードツールのアドバンスで行い、それ以外はこのアプリでほぼ済ますことができます。
スプレッドが狭いBinanceですから、短期トレードの際にも大変役立つトレードツールです。