送金システムの未来を変えるICO「Bank4YOU」の特徴と将来性は?

仮想通貨と聞けば誰もが一番に思いつくのはビットコインではないでしょうか。現在、投資対象として人気のビットコインですが、そもそもは送金システムなどの決済機能をより便利で迅速、安全に低コストでという発想からスタートしています。

「あなたのための銀行」というプロジェクト名からもわかるようにBank4YOUも、送金システムの未来を変えるICOプロジェクトです。モバイルマネー送金システムとブロックチェーンに基づくモバイルネットワーク事業者のアカウントとの仮想通貨の最初のコンバージェンスとなります。

Bank4YOUの概要

Bank4YOUは2013年に設立された英国ロンドンに本社を置く金融ソリューション会社ですが、2017年に電子移動式決済サービスで成功したフィン技術サービス会社の国際コンソーシアムであるBank4YOUグループを結成しました。

仮想通貨元年ともいわれる2017年に新しく生まれ変わったBank4YOUは、モバイルマネー送金システムで未来を変えるべくICOプロジェクトを発表しており、通貨単位はBFYとなります。

Bank4YOUは、すでに様々な最先端のモバイルバンキングサービスを満載したカードソリューションを提供しており、今回さらに経験豊富なフィンテック専門家によって作成された使いやすい無料のモバイルBank4YOUアプリを提供します。

Bank4YOUの特徴やICOの目的

Bank4YOUが提供する次世代型のモバイルマネー送金システムでは、従来のように銀行口座は必要なくなり、世界中のオンライン送金サービスでリアルタイムによる送金、高いレベルに強化されたトランザクションセキュリティを実現します。

先進国で生活をしている人々は当たり前のように信頼できる銀行に口座を開設し、何の不安もなくATMを利用したり送金したりインターネットバンキングを利用したりしています。

しかしながら、世界中の100か国以上で約20億人以上の人々は、銀行口座を持たずに金融サービスにアクセスしているという事実があり、これらの人々はモバイルキャリアの提供する携帯電話やスマホで銀行以外のモバイルマネー送金サービスを利用しています。

アフリカなどの低開発国では、そもそも銀行が少なく、先進国のように至る所にATMが設置されているわけでもなく、それ以上に銀行が信頼できなかったり、あるいは国の通貨が信頼できないという問題を抱えています。

このように、世界中で20億を超える人々が送金などの金融サービスで問題を抱えているという現状があり、Bank4YOUはこれらの問題を解決するプロダクトを提案しています。

Bank4YOUの特徴

現状、モバイルマネー送金サービスは、アフリカ・アジア・中南米などを中心にサービスが展開されており、元々の目的は通話料金のチャージや個人間送金でしたが、最近ではかなりの広がりを見せており、料金の支払いや店舗での支払い、国際送金にも利用されています。

世界のモバイルキャリア約800社が加盟する業界団体GSMAの最新の報告(2017年7月)によると、サハラ以南のアフリカ地域において2007年には約20万口座だったモバイルマネー口座は、2016年末には2億7,700万口座まで登録されるようになっています。

この急拡大しているモバイルマネーマーケットに、ブロックチェーンテクノロジーを利用したBank4YOUは革新的な次世代の送金サービスを提供します。

スマホの普及率は世界的にも爆発的なものがありますが、これはアフリカやアジア、中南米でも例外ではなく、Bank4YOUはモバイルアプリとしてAppleStoreやGooglrPlayで簡単にダウンロードして利用できます。

Bank4YOUの提供するモバイルマネー送金システムは、モバイルマネーやモバイルなどの地元のモバイル事業者のプロダクトを使用して資金を引き出せる国々の間での国際送金を安全・迅速に実行できる革新的な電子決済システムです。

Bank4YOUのICOの目的

Bank4YOUは設立以来、様々なプリペイドカードオプションやその他の金融ソリューションを提供してきましたが、最新の製品は、留学生・観光客・海外で長期的に滞在する人など活動的なライフスタイルを持つ人たちのために開発されていました。

これらの人にとっては、銀行送金サービスを利用することはコストが高く迅速でもないという問題を抱えており、Bank4YOUグループの提供するモバイルアプリはこれらの問題を解決するプロダクトとなりました。

次に、Bank4YOUグループは、アフリカ・アジア・中南米でのビジネスを拡大させるという目的を加速するために資金調達を実施する必要があり、そのためにICOを開始しました。

もちろん、その目的は世界中の銀行口座は持たないが携帯電話やスマホは所有しているという20億を超える人々をターゲットとした、次世代送金サービスの提供です。

ICOでは、ビットコインの価格設定や、他の同じような決済機能を有するプロジェクトに
よって調達された投資額を参考にしてICOによる資金調達額は決められています。

Bank4YOU、ICOの将来性とロードマップ

それでは、Bank4YOUは投資すべきだけの価値を有するものでしょうか、その将来性はどうなのでしょうか。

ビットコインの生みの親といわれるサトシ・ナカモトの論文には、世界の送金サービスをもっと便利で安く利用できるものにするという動機がありますが、仮想通貨は革新的な決済機能を提供するという役割も持っています。

Bank4YOUも元来はプリペイドカードで決済サービスを提供していましたが、さらに、世界銀行が言うところの、銀行口座を所有していない低開発国を中心とする20億人を超える人々に革新的な送金サービスを提供するというプロジェクトを発足しました。

このようにBank4YOUのアイデアは素晴らしいものですし、そのためのスタッフもチームに所属しており、将来性のあるプロジェクトということはできるでしょう。

また、携帯電話を利用している低開発国を中心とする20億人を超える人々に対するサービスというターゲティングも素晴らしいといえます。

しかし問題点も指摘されており、何といっても、決済機能サービスというカテゴリーは最も競争の激しい分野であり、例えターゲティングを絞り込んでいるとはいえ、応用のきく分野でもあり、あっという間に他のサービスに市場を奪われてしまう危険性もあります。

他のプロジェクトもそうですが、Bank4YOUについても、順調に開発が進んで消費者が満足するようなプロダクトを完成できるのかどうかという問題も当然あります。

今後のロードマップ
2018年第三四半期:モバイルマネー送金システムベータ版を開始
2018年第四四半期:モバイルマネー送金システムのリリース

ロードマップでは、2018年後半にモバイルマネー送金システムがリリースされる予定になっており、順調に開発が進んでいくのかどうかは大いに注目されるところです。

仮に、開発が遅れるようなことになり、リリース時期が延期されるようなことになると大きな不安材料となってしまいます。

Bank4YOUは送金システムの未来を変えられるのか

仮想通貨とはデジタルマネーという通貨ですから、送金や決済機能というのは得意分野であるわけで、ビットコインやイーサリアムをはじめ、リップルなどすでに多くの決済機能を有する仮想通貨が誕生しています。

また、仮想通貨に比べると時代遅れという印象は否めない銀行にしてもいまだに世界有数の力を持つ存在ですし、クレジットカードの世界にはVISAなどの巨大な組織も存在しています。

こんな中でBank4YOUが狙っているターゲットは、銀行やクレジットカードを利用しないが携帯電話は所有しているという20億を超える人々となります。

Bank4YOUが従来からプリペイドカード方式の金融サービスを提供したことや仮想通貨と決済機能の相性の良さから考えると、開発が順調に進んでいく可能性は十分あるでしょう。

もちろん、重要なことはターゲットとしている20億を超える人々から、どれくらいの支持を得られるのかということは言うまでもありません。

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BITDAYS編集部

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