クレジットカード

クレジットカードのセキュリティ対策は?不正利用の手口についても紹介

買い物でクレジットカードを利用する方は多いのではないでしょうか。
実店舗での買い物だけでなく、ネットショッピングや光熱費や税金の支払いなど、今や大半の支払いがクレジットカードで可能になりました。

大変便利なクレジットカードですが、不正利用やネット犯罪が多発しており、不安を感じることもあります。

クレジットカードをめぐるセキュリティ対策は、現在どのようになっているのか解説します。

クレジットカードについて詳しくはこちら

クレジットカードとは?今おすすめの決済方法


カードを提示するだけで後払いで買い物できるクレジットカードは大変便利です。
改めてクレジットカードの特徴や仕組みについて見ていきましょう。

魅力的な利用代金の後払いと多様な支払い方法

クレジットカードと同様に提示するだけで買い物できるカードとして、プリペイドカードやデビットカードがあります。3種類のカードの大きな違いは決済のタイミングです。

買い物代金の決済時期
クレジットカード買い物後、カード会社が定めた引き落とし日
プリペイドカード事前にチャージ
デビットカード買い物時、即座に引き落とし

事前にチャージしておかなければならないプリペイドカードや即座に引き落とされるデビットカードと違いクレジットカードは後払いとなるため、銀行口座の残金に関わらず買い物ができます。

実店舗での買い物だけでなく、ネットショッピング、海外旅行はもちろんのこと、医療、税金においてもクレジットカードを利用できるケースが増えており便利です。

また、決済方法も、ボーナス払い、分割払い、リボルディング払いなどいろいろな方法から選択できるので、利用者にとって都合の良い方法で支払うことができるのも魅力的です。

クレジットカードは付帯サービスが便利

クレジットカードにはさまざまなサービスがあります。
ポイントサービス、優待サービス、紛失や盗難と不正利用時の補償、付帯保険(国内外の旅行傷害保険や買い物保険)など、クレジットカードを安心かつ便利でお得に使えるサービスとなっています。

クレジットカードが発行されるまでの流れ

クレジットカードの申し込み方法は、店頭や郵送、インターネットなどがあります。いずれも申し込んだ後、カード会社の審査を経てカードが発行されます。
カード会社や条件により異なりますが、早ければ1週間ほどでクレジットカードが手元に届きます。

クレジットカードの不正利用とは


便利なクレジットカードですが、カードの紛失や盗難、ネットシステムを利用した犯罪による不正利用の被害があるのも事実です。

ネットシステムを利用した、不正利用の手口をいくつか紹介します。

フィッシング詐欺

金融機関やカード会社を名乗り、偽サイトに誘導してカード情報を入力させて盗む手口です。偽サイトでカード情報を盗まれると悪用される可能性が非常に高く危険です。

スキミング

スキミングとは、「スキマ―」という装置でカードの磁気データを読み取り、そのデータを偽造カードにコピーすることです。スキミングの方法として、ATMのカード挿入口にスキマ―をセットしてカード情報を盗んだり、ジムやゴルフ場などのロッカーからクレジットカードを取り出して、スキミングすることもあります。

オンラインショッピング詐欺

オンラインショッピング詐欺とは、架空のオンラインショップで商品を販売し、カード決済をさせてクレジットカードの情報を盗む方法です。当然、注文した商品が届くことはありません。会社名や連絡先が架空であったり、商品の値段が相場に比べて激安だったり、日本語表記が不自然であるサイトは架空サイトある可能性が高いので、カード決済を避けたほうが賢明です。

出会い系サイト詐欺

出会い系サイト詐欺とは、出会い系サイトに誘導して登録させた後、有料ポイントを購入させることです。サイトを利用した事に対する罪悪感と詐欺としての立証が困難であることから、仕方ないと諦める被害者が多いと言われています。

なりすまし

なりすましとは、クレジットカードを不正に入手した第三者がカードの所有者になりすましてカードを利用することです。

オンラインショッピングからの情報漏洩

オンラインショッピングからの情報漏洩とは、オンラインショップに不正にアクセスしてカード情報を盗み出すことです。どんなにセキュリティ強化を図っても鼬ごっこの状態なため、情報漏洩のリスクは避けられません。

クレジットカードに関わるセキュリティ対策


クレジットカードに関わるセキュリティ対策には、カード会社、加盟店、国際ブランドがそれぞれの立場で行っているさまざまなものがあります。

代表的なセキュリティ対策の特徴や仕組みについて解説します。

セキュリティコード(CVV2/CVC2)

セキュリティコード(セキュリティ番号)とは、クレジットカードの裏面、サイン欄の上部や周辺に記述してある3桁の数字です。(American Expressは、カードの表面に4桁の数字)

クレジットカード情報を不正に入手されても手元にクレジットカードがなければセキュリティコードがわからないため、本当のカード会員の手元にカードがあることを確認することができます。

SSL技術(Secure Socket Layer)

SSL技術とは、インターネット上でデータを暗号化して送受信する通信技術です。

カード情報や個人情報が暗号化されることで、第三者に情報を盗まれることや情報の改ざんを防ぎます。

PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)

PCI DSSとは、カードの5大国際ブランド(American Express、Discover、JCB、MasterCard、VISA)が、制定したクレジットカード情報保護のための国際的なセキュリティ基準です。

3種類の診断プログラムで安全性を確認し、物理的に強くて技術的にも万全な高品質なセキュリティを確保しています。

PCI DSSは、5大国際ブランドが共同で設立したPCI SSC(Payment Card Industry Security Standards Council)によって運用、管理されており、加盟店がPCI DSSに準拠することで、高いセキュリティが確保されているのです。

3Dセキュア

3Dセキュアとは、ネットショッピングでの決済時にパスワードを入力して本人認証をすることで、カードの不正利用を防ぐシステムです。

入力するパスワードは、カード会員が事前にカード会社に登録した4桁の数字になります。
カード決済時には、登録したパスワード入力が毎回必要となります。

パスワードは暗号化してカード会社に送信されるため、ネットショップでは情報を取得することができず、パスワードがネットショップに漏れることはありません。

プライバシーマーク

プライバシーマークとは、日本工業規格(JIS)が「JIS Q 15001:2017 個人情報保護マネジメントシステム-要求事項」に基づき、個人情報の取扱いを適切に行っている事業者に対して発行されるマークです。

プライバシーマークを取得していることで、個人情報の漏洩防止に務めている事業者であると判断できます。

【動画】クレジットカードのセキュリティーは?不正利用の手口についても紹介

ここまで解説したようにクレジットカードはセキュリティー面でも安心です。
動画でも解説しているのでぜひご覧ください。

クレジットカードの完全IC化とは?


日本クレジット協会は2020年までに100%のICカード化を目指すと発表し、クレジットカードのIC化が進んでいます。

これは、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて閣議決定された「日本再興戦略」改訂の中で、キャッシュレス決済の利便性を向上させるための対応策を取りまとめたことから進められました。

では、ICカードとはどういったカードなのでしょうか。

ICカードとは?

ICカードとは、IC(Integrated Circuit=集積回路)チップがカードの表面に埋め込まれたカードのことです。
ICチップは、あらゆる認証作業をIC対応端末機との間で行います。小さなコンピューターが、カードに搭載されていると考えるとわかりやすいかもしれません。

ICカードと磁気カードの違い

ICカードと従来の磁気カードの違いを見てみましょう。

ICカード磁気カード
本認証方法暗証番号入力サイン
カード情報高度な暗号化によりスキミング防止効果が高い比較的読み取りが容易
カード情報の読み込みカードを差し込むだけなので瞬時にセットできるカードをスライドして読み取るため手間がかかる

このように従来の磁気カードに比べて、ICカードの方がセキュリティが高く、スピーディーに扱えることがわかります。

クレジットカードの完全IC化によるセキュリティの強化

クレジットカードがICカードになれば、セキュリティが万全でスピーディーに扱えるため、スマートで安心安全なカード決済が可能です。

クレジットカードの完全IC化は、カードの不正利用増加を受けてクレジット取引セキュリティ対策協議会が実行計画の中で示したセキュリティ対策であり、2020年3月までに行うとしているため、カード会社と加盟店での対応はほぼ完了しているとみていいでしょう。

クレジットカードを持つなら個人でもできるセキュリティ対策を!

セキュリティ対策は、カード会社や加盟店にしかできないわけではありません。私たちカード利用者も不正利用されないように個人でもできるセキュリティ対策があります。

カードの裏面に署名

クレジットカードの裏面には署名欄があります。クレジットカードのIC化が進んだ現在では、署名での本人確認はまれかもしれませんが、無記名の状態のカードを拾った第三者がそこへサインしてしまうと不正利用される可能性があります。
また、署名のないカードでは不正利用の際の補償が受けられないので必ず記名しておきましょう。

カードの管理

クレジットカードを容易に盗まれるようなところへ放置しないように注意しましょう。また、暗証番号を書いたメモとクレジットカードを一緒に携行することはやめましょう。
こういった注意を怠ると不正利用の補償が受けられないことがあります。

また、クレジットカードの紛失や盗難の際には速やかにカード会社へ連絡しましょう。紛失したカードの停止と新カードの再発行の手続きを行ってくれます。警察へも連絡して紛失・盗難届を提出しましょう。

カード利用履歴の確認

クレジットカードの利用履歴は必ずチェックするようにしましょう。確認を怠ると不正利用されていても気づくことができません。不正利用に気づいたらすぐカード会社に連絡しましょう。

暗証番号をわかりにくくする

カード決済時に入力する4桁のパスワードを、個人情報から想定できない値にしましょう。
財布を落とした時などに、財布の中に免許証とクレジットカードが入っていた場合、免許証に書かれている数字から想定できる数字がパスワードだと不正利用される可能性が高くなります。誕生日や電話番号、郵便番号など、個人情報に結びつく数字を使うのは避けましょう。

セキュリティコードを隠す方法

クレジットカードのセキュリティコードは、第三者による不正利用防止のための番号です。しかし、カード上に記載されているため、カード番号とともに盗まれてしまうと不正利用される可能性があります。そのため、セキュリティコードを隠す方法はセキュリティ対策として有用です。

セキュリティコードの隠し方としては、テープを貼る方法があります。ただし、店舗でカード情報を読み込む際、テープを剥がさねばならないことがあるので、すぐ剥がせるようにしておきましょう。

また、セキュリティコードをペンなどで塗りつぶすことは避けましょう。塗りつぶすことでカードを加工したとみなされ、保障を受けられなくなることがあるのです。

セキュリティも安心!キャッシュレス時代にクレジットカードは必須


クレジットカードの不正利用が増加していることやフィッシング詐欺などが報道されることで、クレジットカードを利用することに不安を覚える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、過去の不正利用や事件を受けてカード会社や加盟店が協力してセキュリティの強化を図り、安心安全なカード決済を可能にしています。今後もこの取り組みは続き、セキュリティ強化に務めてくれることでしょう。

キャッシュレスが推奨される現在、さまざまな決済方法がある中で、高いセキュリティとさまざまなサービスや補償があるうえ後払いでいいクレジットカード。使ってみて便利さを実感してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
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