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ブロックチェーンはマーケティング(販売戦略)に革命をもたらす!

五月雨まくらです。
マーケティングをテーマに記事を書きました。ちなみに、マーケティングとは、販売戦略のことです。
つまり、プロダクトやサービスをより多くの消費者に販売するにはどうすれば良いのかについて考える分野です。

雑談ですが、マーケティングには有名な格言があります。
それは「ドリルを買う人が欲しいのは穴である」という言葉です。
要するに、ドリルは穴を開けるための手段に過ぎず、消費者が求めているモノ(本来のニーズ)は「穴」であるという意味です。
筆者が初めてこの話を聞いた時には「なるほどな〜」と思いました。以上、雑談終了です!

ビッグデータ時代における4つの「V」とは?

今日の企業は以前より多くのデータを収集することが可能です。
そしてそれらに基づき(ファクトベース)ビジネス上の意思決定をすることで、より効果的な施策を行うことができます。
大量のデータ(ビッグデータ)には、4つの「V」が重要です。それは

  1. Volume (データ量)
  2. Velocity (リアルタイム性)
  3. Variety (さまざまなデータ)
  4. Varacity (正確さ)

です。
これらの内、最初の3つの「V」に関しては、すでに効果が実証されています。
まず、データの量が増加すると、より効率的な意思決定をすることが可能になりました(Volume)。
次に、研究領域では、モバイルデバイスのデータなどを即座に(リアルタイムで)得ることで、顧客理解を深めています(Velocity)。
最後に、テキストや画像、動画などの非構造型データの持つ潜在性は、学術研究で文書化されています(Variety)。
それでは、4つ目の「V」であるVaracity(正確さ)に関してはどうでしょうか?
データ駆動型マーケティングの分野において、その答えはブロックチェーン技術にあります。

デジタル広告業界には透明性が欠けている!

今のご時世、広告と云えばデジタル広告ですよね。どのWEBサイトに訪れても至る所に広告が貼ってあります。
ただ、デジタル広告と一口に云えども、それらは年々複雑化していて、広告主は1つの問題に直面しました。
それは、彼らの広告費がどのように使用されたかについて把握することが難しいという問題です。
これは広告主にとっては、とても問題となることは想像できると思います。
なぜなら、マーケティング(プロモーション)の費用対効果を検証することができず、次の戦略に結びつけることが難しいからです。
巷にある広告代理店は、広告主の費用をどのようにマネジメントするかにおいて、透明性が欠けており、なかなか信頼できない状態です。
さらに、広告における詐欺や不正も数多く発生しているようですので、広告業界全体がVaracityつまり、正確さや信頼性、透明性の面で健全では無いと云うことができます。

そしてようやくブロックチェーンの登場です。
ブロックチェーン上に記録されたデータは、P2Pネットワークで公開されているため、全ての取引(トランザクション)に透明性があります。
これにより、データ駆動型のマーケティングを戦略的に行うことができます。
なぜなら、ブロックチェーンを利用することにより、消費者が契約に従って広告を閲覧することを確認できるだけではなく、あらゆる消費者の行動を検証・分析することができるからです。
マーケティング担当者は、自社の広告がどのように配置されているかモニタリングすることで、広告費を調整することができます。
また、自動化されたボット(bot)を走らせることで、広告を閲覧しているのが実在する消費者であることを確かめることができます。

企業は消費者についてもっと知るべき!

消費者が現在WEBサイトをブラウジングする時には、ラップトップよりスマートフォンが主流になりつつあります。
つまり、モバイル経済の時代です。ただ、消費者がうんざりすることがあります。
それは、企業があまりにも多くの広告、メール、クーポン、メッセージを彼らに送り続けていることです。
筆者もインターネット上で調査をしている時にポップアップ広告がしつこく表示されるとかなりイライラすることがあります。
むしろこれは「ネガティブキャンペーンになるのでは?」と思うこともあります(笑)

ただ、ここで見方を変えてみましょう。
企業の立場から考えると、彼らが大量の広告を表示する理由は、消費者について無知であるからです。
つまり、企業が消費者に対する具体的な情報を知っていれば、広告地獄から抜け出すことができるかもしれません。
まずマーケティング担当者は、消費者が「何を望むのか(What)」「いつ望むのか(When)」「どこで望むのか(Where)」「どのように望むのか(How)」について、理解を深める必要があります。

ブロックチェーンが広告のルールを改革する!?

消費者がより多くの趣味嗜好を企業に提供すれば、企業は消費者に対するメッセージの関連性を高め、広告の頻度を減らすことができます。
しかし、一部の消費者は企業に個人的な情報を提供することに抵抗があります。
なぜなら、企業が提供したデータを用いて何をするのかわからないからです。
ブロックチェーンのもたらす透明性は、企業と消費者の間に信頼関係をもたらすことに役立ちます。
消費者は贔屓としている企業が、より最適化された情報を提供してくれるならば、個人的なデータを企業に共有することを厭わないという傾向は実証されています。
これは、消費者の信頼を得て、彼らのニーズに沿った情報を提供する企業は、より多くの個人情報を手に入れることができるということです。
ブロックチェーン技術を用いれば、彼らのデータがどのように使用されているのか、具体的に公開することで、消費者の懸念を和らげることができます。
個人的に面白いのは、これらの取り組みによって、消費者データ市場が生まれる可能性があることです。
これは一見ネガティブですが、ブロックチェーンによる透明さに基づく市場ですので、問題ないでしょう。
ここまで述べてきたように、ブロックチェーンによって、広告のルールが再定義される未来が見えてきました。
すると、新しい広告技術ベンダーがFacebookやAmazonと競争可能になるかもしれません。

想定より早く実用化も・・・?

現在のところ、アドテックエコシステムによるブロックチェーンの実装段階は未だ黎明期です。
最も解決しなくてはならない点は、取引(トランザクション)速度です。
ブロックチェーンは、分散化されており、世界中のマイナーにより取引が検証されます。その場合、平均として取引の検証に10~30秒かかります。
つまり今現在、(ミリ秒単位で行われる)アドテックの取引を検証することは難しいです。
アドテック市場によるブロックチェーン技術の採用は、広告主にとっても消費者にとっても、価値があるWin-Winの関係を築くことができます。
技術的な問題により、早晩に実装されることは難しいかもしれませんが、この分野は目まぐるしい成長を見せているため、想定より早く、実現するかもしれませんね。

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五月雨まくら
一橋大学商学部(専攻:芸術産業論)卒業。 外資系コンサルのアクセンチュアを経て独立、ライターになる。 2017年5月、仮想通貨に興味を持って以来、さまざまなメディアにコラムを寄稿。

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