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メインネットとテストネットの違いとは!?EOS,Ontology,VeChainも紹介!!

五月雨まくら(@samidare_makura)です。
今月(2018年6月)は注目銘柄が次々とメインネットをローンチします。
ただ、そもそもメインネットやテストネットがどういうものかわからなかったり、テストネットからどのようにメインネットに移行すればいいのかわからないなど、混乱している方も少なくないと思います。
この記事では、それらについてわかりやすく解説します。
また、今月にメインネットをローンチした注目銘柄3つについても紹介したいと思います。

メインネットとテストネット

まず最初に知っておいて欲しいコトは、すべてのブロックチェーンがテストネットとメインネットを持っているという事実です。
つまり、ブロックチェーン・プロジェクトを理解する上で両者の理解は必須だと云えます。
ここでは、メインネットとテストネットについて解説します。

テストネットとは?

まず、テストネットについて説明します。
これは、プログラミングの世界にいた人にとってはわかりやすいと思います。
要するに、開発者が新しい機能を追加して、その挙動を検証するテスト環境です。
テストネットは独立して存在していますので、もしシステムを壊してしまっても本番環境であるメインネットに影響を与えることはありません
そのため、心置きなく新しいアイディアを実装することができます。
ちなみに、テストネットで使われる独自の通貨は、メインネットの通貨と互換性が無いです。
つまり、価値がありません。また、テストネットでは、メインネットと比べてトランザクション量は圧倒的に少ないです。
これは、テストネットにアクセスできる人たちが限定されているからです。

メインネットとは?

メインネットでは、ブロックチェーンを公開して、現実のトランザクションが行われ記録されます。
メインネットをローンチするとは、独立したブロックチェーンが正式に誕生したことを意味します。
例えば、Ethereumのプラットフォーム上にあるERC20トークンがメインネットをローンチするということは、イーサリアムのブロックチェーンから卒業して、自らのブロックチェーンを手に入れ、独立するということです。
メインネットはローンチされてからも、アップデートやリヴィジョンにより機能改善は進められます。
プロジェクトにとって、メインネットがローンチされることは、開発がきちんと進行しているコトを示すことになりますので、プロジェクトに対する評価の向上が期待できます。
ただ、すべてのプロジェクトがメインネットをローンチする必要があるかというとそうではありません。
つまり、そもそも独立したブロックチェーンを必要としないプロジェクトもありますので、それらのプロジェクトはメインネットのローンチが行われません。

メインネットへの移行手続き

メインネットのローンチとはすなわち新しいネットワークの公開です。
ただ注意すべき点は、公開されてそれで終わりというわけではないということです。
つまり、ユーザは今までのネットワークから新しいメインネットのネットワークに「移行」しなくてはなりません。
その中心となる作業は「トークンスワップ」と呼ばれるトークンの変換です。
その方法については、プロジェクトによりけりですので、公式のアナウンスメントを参照することが大切です。
基本的には、自動的に変換する方法と手動で変換する方法に大別できます。

メインネットローンチの実例

ここでは2018年6月にメインネットをローンチした注目プロジェクト3つについて解説したいと思います。

イオス(EOS)

 

イオス(EOS)は、2018年6月2日にメインネットをローンチしました。
ただ、5月28日ごろにプログラウに重大な欠陥とされるバグが発見されたことで、ローンチは延期されるのではないかと噂されましたが、EOS側はすでに対応済みとして延期をしない意向を表明しました。


EOSは、DApps開発のためのプラットフォームのポジションを狙っています。気になるEthereum(イーサリアム)との違いと云えば、

  1. トランザクション処理が非常に高速であること(1秒間に300,000件)
  2. システム利用料(GAS)が発生しないこと
  3. コンセンサスアルゴリズムにDPosを採用していること

などがわかりやすいでしょう。
五月雨(筆者)の所感としては、Ethereumの対抗馬としては最も有力な通貨の1つなのではないかと考えています。
開発者とユーザのどちらにもフレンドリーなプラットフォームであるという印象です。

オントロジー(Ontology/ONT)

 

オントロジー(Ontology/ONT)は、6月30日にメインネットのローンチが行われます。
これにより、ONTはNEP-5ではなく独自のプロトコルを持つ通貨になります。
ちなみに、NEP-5については↓の記事で解説してあります。

Ontologyの目的は「信頼」に基づく社会インフラを構築することです。
具体的には、ブロックチェーンの技術をあまり知らない企業や団体であっても安心・安全にネットワークを使用できるようにします。
中国版イーサリアムと呼ばれるネオ(NEO)と親和性が高く、今後も協働関係を維持していくようです。
また、プロトコルが異なるブロックチェーンとも互換性を持たせることが可能である点が特徴です。

ヴィチェーン(VeChain/VEN・VET)

 

ヴィチェーン(VeChain/VEN・VET)は、2018年6月30日にメインネットをローンチします。
VeChainのトークンスワップでは、1VEN(ERC20)トークンは100VETトークンになります。
ただ、1トークンあたりの価格が1/100になるため、価値としては変化はありません。
なお、このようなルールが決まった理由としてはスマートペイメントにおいてトークン数が小数点になることを避けたと述べています。


VeChainは、ブロックチェーンの改ざん不可という特徴を利用してプロダクトのトレース(追跡)を行うことを目的としています。
応用例は、

  1. 食品
  2. ラグジュアリー
  3. 自動車
  4. サプライチェーン
  5. 農業
  6. 政府機関

など、多岐に渡ります。
すでに2年間以上の活動実績があるという点で高く評価できるプロジェクトだと云えます。

五月雨(筆者)の考察と結論

以上、メインネットとテストネットについて理解を深めることはできましたでしょうか?
五月雨(筆者)もかつてはローンチと移行を混同していたり正しい知識を得るまで時間がかかりました。
また、ここで紹介した3つのプロジェクトは個人的にも注目しており、今後の動向が気になります。
もっと新しいプロジェクトが次々とメインネットをローンチさせて、市場を盛り上げて欲しいですね。

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五月雨まくら

五月雨まくら

一橋大学商学部(専攻:芸術産業論)卒業。 外資系コンサルのアクセンチュアを経て独立、ライターになる。 2017年5月、仮想通貨に興味を持って以来、さまざまなメディアにコラムを寄稿。
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