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仮想通貨の重要ワード!「Segwit2x(セグウィットツーエックス)」とは?

世界中で法整備などが活発に進んでいる仮想通貨ですが、名前通りの「デジタル通貨」として一般の日常生活に運用するには、まだまだ越えなければいけないハードルがいくつもあります。

最近は取引所から仮想通貨の流出問題に代表されるように、安全な管理下で保管されているという触れ込みの取引所から大量の仮想通貨が盗難にあうという事件も発生しており、仮想通貨を巡るセキュリティについては多くの人から不安視されています。

さらに、仮想通貨の代表格であるビットコインの抱える問題点を解消するというSegwit(セグウィット)についてもあまり良い評判は聞かれず、仮想通貨の発展は少し足踏みをしている状態です。

そんな現状を憂う前に、そもそもビットコインの問題点とは何なのか?Segwit(セグウィット)とは何なのか?について説明します。

そもそもSegwit(セグウィット)とは?

仮想通貨による取引のことをトランザクションと呼びます。このトランザクションが多すぎると、送金の遅れ等が発生し、取引の停滞が生まれます。これを解消するためにトランザクションを圧縮してデータ量を小さくする技術がSegwit(セグウィット)です。

Segwit(セグウィット)を実装した仮想通貨は、トランザクションが圧縮された状態でやり取りされるため、理論上は取引の停滞が無くなります。しかし、仮想通貨を取り扱っているマイナー(マイニングを行う個人や企業)の反発にあい、Segwit(セグウィット)を実装した仮想通貨の銘柄は多くないのが現状です。

マイナー達の支持を得られなかった理由は、Segwit(セグウィット)を導入すれば、それに対応したコンピューターに変更したりする必要があるためで、今までのマイニング機械と違う物を使用することに抵抗を感じたためと言われています。

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の問題点とは?

Segwit(セグウィット)が誕生するきっかけとなったビットコインの問題点について解説します。

スケーラビリティ問題

ビットコインを語るうえで避けては通れないのがブロックチェーンというデジタル技術です。このブロックチェーンを構成するブロックには取引記録が書き込まれていき、10分ごとに新しいブロックが生成されます。絶えず新しいブロックを生み出すことでセキュリティ能力を高めているのですが、ブロックに書き込めるデータ容量が増えることでデータの処理速度は遅くなります。

つまり、ビットコインが多くの人から頻繁に大量に取引されることによって、データ処理の膨大な遅延が生まれることになるのです。これが「スケーラビリティ問題」と呼ばれるものです。
“スケーラビリティ”とはシステムの拡張性や柔軟性を表す言葉ですが、ビットコインはブロックのデータ容量に余裕がないのです。

トランザクション展性

前述したとおり、仮想通貨での取引のことをトランザクションと呼びます。ビットコインの場合、あるビットコインアドレスから別のビットコインに送金した時にトランザクションIDというものがそれぞれ設定されます。

このトランザクションIDが外部から変更することができてしまうというビットコインの持つ脆弱性が、「トランザクション展性」と呼ばれて問題視されているのです。
トランザクションIDが変更されたとしても、ビットコインそのものを盗難することはできません。

しかし、取引所やウォレットがトランザクションIDだけを参照してデータのやり取りを行っていた場合、データの整合性が取れなくなり、取引所は機能不全の状態となってしまうのです。

ビットコインがハードフォークされる?

ビットコインの問題点の解決のために、さまざまな人がアイデアを提案していますが、大別して「ハードフォークさせる」か「ソフトフォークさせる」かに分かれています。

ビットコインのブロックの容量は1MBですが、これを大きくすればスケーラビリティ問題は解決できると考える人たちがビットコインをハードフォークさせようとしています。ハードフォークは、今までの仕様から新しい仕様に変えてしまおうという事ですので、ハードフォーク以前以後のビットコインで互換性が無くなるという新たな問題を生む危険性をはらんでいます。

データを増やす(ハードフォーク)のではなく、データを圧縮する(ソフトフォーク)ことでビットコインの問題点を解決しようというのが、Segwit(セグウィット)なのです。

Segwit の仕組みとは?

ビットコインの問題点解決のために開発されたSegwit(セグウィット)は、「スケーラビリティ問題」「トランザクション展性」をどのようにして解決するのでしょうか?

ビットコインの取引データはインプット・アウトプット・電子署名の3パーツから構成されます。この中から、Segwit(セグウィット)は電子署名だけを別管理にすることで約60%ものデータ縮小が行えると説明しています。これが「スケーラビリティ問題」を解決へと導きます。

さらに、電子署名はトランザクションIDの計算に使用されるデータですので、それを別管理にすることで「トランザクション展性」の問題も解決されるのです。

これが、Segwit(セグウィット)の提示するビットコイン問題の解決法です。

Segwit を実装している仮想通貨は?

Segwit(セグウィット)が実装された仮想通貨は以下の3種類です。
ビットコイン(BTC)
ライトコイン(LTC)
モナコイン(MONA)

なお、世界で初めてSegwit(セグウィット)を導入したのは、ビットコインではなく、日本生まれの仮想通貨であるモナコイン(MONA)です。

Segwit2xとは?

ビットコインの問題点を解決するためにSegwit(セグウィット)は誕生したわけですが、マイナー達の反発に会い、思うように支持を得ることはありませんでした。

しかし、ビットコインの開発者達はめげることなく、Segwit2xという新たなプロジェクトを立ち上げます。このSegwit2xの読み方は「セグウィットツーエックス」です。

では、Segwit(セグウィット)とSegwit2x(セグウィットツーエックス)の違いは、1ブロックごとのデータ容量の違いです。

Segwit(セグウィット)は1ブロック1MBでSegwit2x(セグウィットツーエックス)は2MB。1ブロックのデータ容量を倍にすることで、処理能力をさらに高めたのがSegwit2x(セグウィットツーエックス)なのです。

ビットコインのハードフォークは「Segwit2x」の実装によるもの

Segwit2xはビットコインキャッシュ(BCH)・ビットコインゴールドに続く3回目のハードフォークとして注目され、2017年10月に先物として海外の取引所に上場された時に30万円まで上がりました。

それだけSegwit2xが期待されていることの表れですが、Segwit2xが遂行されればSegwit2xが新たなビットコインの主流となり古いビットコインは無くなる、または分裂して2種類のビットコインが誕生してしまうと予想されています。

そのため、Segwit2xによってビットコインが分裂するタイミングを見極めるためのCountdown(カウントダウン)サイトまで誕生しています。このCountdown(カウントダウン)サイトでブロック番号を確認しながら、ビットコインの取引を行っている人もいます。

先物の価格を目安にして言うと、Segwit2xを実装して起こるビットコインのハードフォークを期待する人は多くいるようです。

現在のビットコインはどうなっている?

先物での評価も上々だったSegwit2xですが、実際はビットコインのハードフォークは起こらず、分裂もしませんでした。

しかし、Segwit2xの開発者であるJeffGarzik氏は、現在もSegwit2xのソフトウェアコードを開発中ということなので、近い将来にSegwit2xは再び復活し、ビットコインをハードフォークさせて新たな通貨が誕生するかもしれません。

Segwit2xの今後に注目!

ビットコインの問題点を解決し、データ処理能力の高い新たな仮想通貨を生み出すSegwit2xですが、ビットコインへの実装は今一歩だったようです。

しかし、先物での価格が証明したように、マーケットにはSegwit2xを期待する人が多くいるため、開発者の努力次第で再浮上する可能性も否定できません。

Segwit2xはまだ完全に終わったプロジェクトでは無いので、ビットコインの今後もまた分からないのです。

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