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「ERC20」とは?初心者向けに仮想通貨の専門用語を解説!

仮想通貨を始めると「ERC20」という言葉を見かけることも多いと思います。
「ERC20」とは、仮想通貨イーサリアム(Ethereum/ETH)と同じ技術で、新たにトークンを発行する際に用いる仕様のことです。
今回は「ERC20」について解説します。

イーサリアムについて

「イーサリアム」はブロックチェーンを活用してスマートコントラクト(仲介業者が不要な自動取引・決済システム)を構築するプラットフォームのことで、仮想通貨としての側面も持っています。2014年に開発され、2015年頃から日本でも仮想通貨としての取引がスタートしています。
スマートコントラクトはさまざまな用途に応用できることから世界的に注目を集め、イーサリアムのビジネス利用を進める企業連合やコミュニティも創設されています。

イーサリアムはプログラムが柔軟に設計されているため、幅広いアプリケーションに対応しています。このため仮想通貨を利用した資金調達であるICO(Inicial Coin Offering)を実行するためのアプリケーションにイーサリアムが多用されています。

イーサリアムとビットコインとの違いはイーサリアムではブロックチェーン上に取引とともに契約(スマートコントラクト)を記録できることです。これによりこれまで契約を保証していた裁判所、登記所、銀行などの中央機関に頼らなくても契約の内容を保証することができるようになり、契約の記録を改ざんすることも、消去させることもできなくなります。

仮想通貨イーサリアムについて詳しくはコチラ

「ERC20」とは?

「ECR20(Ethereum Request for Comments:Token Standard #20)」とはICOで使われるトークンの技術的な統一規格です。

イーサリアムのブロックチェーンを利用して新しいサービスを提供するためには、新しいアプリケーションをつくり、新しい仮想通貨を発行します。この新しい仮想通貨は、基となるイーサリアムのブロックチェーンの基軸通貨「ETH(イーサ)」に対して「ERC20トークン」と呼ばれます。

仮想通貨にはその保管場所としてウォレットが必要です。ウォレットとは仮想通貨を電子的に保管する場所のことで、円やドルなどの法定通貨で言うと財布や金庫に相当するものです。
通常、仮想通貨やトークンごとに仕様の異なるウォレットが必要となりますが、「ECR20」という統一規格のトークンを使えば1種類のウォレットでさまざまなトークンを保管できます。

これまで各ICOによってつくられたトークンには定められた規格がなかったため、ICOの参加者はそのトークンが「きちんと売買できるのか?」「果たして安全なのか?」を判断するのが難しいうえ、トークンごとに異なるウォレットを用意する必要がありました。「ECR20」ができたことでこれらが解消されたのです。

ERC20準拠のトークンまとめ

ERC20準拠のトークンにはイーサリアム(Ethereum/ETH)をはじめ、イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)オーガー(Augar/REP)などがあります。「Etherscan」には120,781種ものERC20トークンがリストアップされているのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

主なものは次の通りです。
BNB 、VeChain 、OmiseGO 、Maker 、ZRX、 Zilliqa 、ICON、 Aeternity 、Bytom、 BAT 、プンディXトークン、ホロトークン、Golem 、ウォルトン、StatsNetwork、チェーンリンクトークン、Populous 、ISOToken RHOC アイオン TrueUSD HuobiToken デンタコイン、FunFair ELF デセントラル、QASH、TenXPay、バンカー、オーロラ、DGD、モナコ、サイバーマイルズ、データトークン、Nebulas、WAXトークン、ドラゴン、Power Ledger、ルーブリング、Dai Stableoin v1.0 キラーネットワーク、キン、ルーム、ナルス、コルテックスコイン、ポリマス、BIXトークン、エニグマ。

また、ERC20準拠のトークンに対応するウォレットには「MyEther Wallet」があります。デスクトップウォレットで、日本語にも対応しています。
「METAMASK」はグーグルクロームのアプリで動作するウォレットで、日本語非対応です。その他にも「HB Wallet」などがあります。

イーサリアムと合わせて「ERC20」についても知っておこう!

仮想通貨には投資対象としての魅力のほか、仮想通貨を利用した資金調達であるICO(Incial Coin Offering)という新しい経営手法という魅力があります。ICOでは、事業の価値が高まるにつれ、トークンの価値も上昇していきます。ERC20準拠のトークンはICOを成功させるために不可欠なものです。

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丸山 隆平

丸山 隆平

経済産業ジャーナリスト。 日刊工業新聞記者、東京IT新聞記者、金融タイムス記者などを経験。 著書に「まるわかりフィンテックの教科書」(プレジデント社)など 改正銀行法閣議決定(2016年3月)時点から仮想通貨をカバー IT・ベンチャービジネス取材歴40年の経験を仮想通貨取材に活かします
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