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リップル社の「xCurrent」とは?ILPで世界の金融システムを変える

アメリカに拠点を置くRipple(リップル)社は、新たなシステム開発に余念がなく、従来の金融システムに替えてブロックチェーンを使ったシステムで世界を変えていこうとする取り組みがみてとれます。
リップル社の製品には「RippleNet」、「xCurrent」、「xRapid」、「xVia」があります。
仮想通貨リップル(Ripple/XRP)で有名なリップル社ですが、これらの商品は一体どのようなものなのでしょうか。
今回は、リップル社が開発した「xCurrent」について解説します。

仮想通貨リップル(Ripple/XRP)について詳しくはコチラ

「RippleNet」について

リップル社には、「RippleNet」という国際送金ネットワークがあります。
銀行、送金業者、取引所などを繋ぐ、世界で唯一の国際送金用ブロックチェーンソリューションです。
RippleNetは法人向けのシステムで、これに参加すれば、従来の国際送金で問題視されていた「送金時間」や「高額な手数料」を飛躍的に改善することができます。
すでに多くの顧客がついており、200近くの企業や団体に利用されているといいます。

リップル社の「xCurrent」とは?

リップル社は、RippleNetを支えるソリューションとして「xCurrent」、「xRapid」、「xVia」を提供しています。この中で「xCurrent」は、ILP(Inter ledger Protocol)をベースとした、金融機関向けのソリューションとして開発されました。

RippleNetのシステムに金融機関が参加することで、金融機関同士におけるリアルタイムなメッセージングが実現されます。
従来の国際送金では、複数の規格を用いて情報の送受信を行います。つまり、異なる規格を使用している金融機関の間では送金情報を共通の規格に変換しなければりません。そのため、「送信者」、「受取人」、「金額」、「通貨の種類」など、情報の送受信にかなりの時間と手間がかかってしまうのです。
「xCurrent」は、ILP(Inter ledger Protocol)を用いることで金融機関が持つ異なる台帳の接続を容易にし、リアルタイムでのやり取りを可能にしました。
取引前に決済内容を確認できるようになり、決済後の着金も確認できるようになります。安全性の向上や処理の不備などを防ぐことに繋がるでしょう。

「xCurrent」は、送金情報の伝達と可視化を担っているのです。

リップル社が提供する技術やシステムを使うことで、内国為替と外国為替の一元化も図れ、24時間にわたるリアルタイムの送金インフラの構築が期待されています。

金融機関にもたらすメリット

取引の透明性と安全性が促進され、瞬時に決済ができるようになることで、業務効率のアップと低コスト化が実現できます。
従来の国際送金には、数日といった時間がかかるうえ、送金手数料も高く、企業や個人などのエンドユーザーが利用しにくいデメリットもあります。
また、為替の変動も大きな障壁になっているのではないでしょうか。
「xCurrent」を活用することで、参加者がリアルタイムで取引の状態を確認できる透明性の高さと世界の金融システムの標準化が図られます。スピーディーで安全性が高く、送金コストなどの軽減ができるというメリットが期待されています。

「xCurrent」を導入する企業

「xCurrent」の採用を表明する金融機関は増えており、「RippleNet」は広がりを見せています。
主な金融機関は以下の通りです。

  • American Express(アメリカン・エキスプレス):大手クレジット会社
  • Bank of America(バンク・オブ・アメリカ):アメリカ最大手
  • Santander(サンタンデール銀行):スペイン最大手
  • Credit Agricole(クレディ・アグリコル銀行):フランス最大手
  • Itaú Unibanco(イタウ・ウニバンコ銀行):ブラジル最大手
  • 三菱UFJ銀行

また、リップル社とSBIホールディングスの合資会社であるSBI Ripple Asiaの主導で「内外為替一元化コンソーシアム」というプロジェクトが誕生し、都市銀行をはじめとする多くの金融機関が参加を表明しています。2017年10月時点での参加表明数は61行となっており、このプロジェクトが本格化すれば、現代のシステムに代わる金融のボーダレス化がより推進されると期待されているのです。

仮想通貨XRPの価格に影響を及ぼすのか?

リップル社には「XRP」という仮想通貨がありますが、「xCurrent」はXRPの価格に影響を及ぼすことがあるのでしょうか。
一般的に、仮想通貨やブロックチェーン技術について世界の金融機関や企業などが注目し、採用されたといった情報が流れることで価格が一気に跳ね上がることがあります。
これと同様で、「xCurrent」が世界の名だたる金融機関や一国の中央銀行に認められて普及していくとなれば、価格上昇はもちろん、持っていても価値を失うリスクは少なくなるかもしれません。

「xCurrent」は、世界の金融システムの変革を目的に金融機関向けに開発されたものです。仕組みについては難しいかもしれませんが、仮想通貨「XRP」に興味があるという方は、リップル社が提供する製品の動向にも注目しておくといいでしょう。

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Asuka

Asuka

BITDAYSディレクター。 毎日仮想通貨の情報収集は欠かしません。主に海外からのニュースを担当しています。 趣味は映画鑑賞。無類のネコ好きです。
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