NISA口座の金融機関を変更するには?取引残高の移管はできる?

NISAの口座を開き運用している際、自分が納得する商品がなく、金融機関を変更したくてもどのように変更するのかわからなかったり、変更する時にはどんな手続きが必要なのか、などさまざまな疑問が生じます。

そこで、今回はNISA口座の金融機関を変更する方法と、取引残高は移管できるのかについて説明しますので、金融機関の変更が必要になったときに参考にしてください。

NISA口座を他の金融機関に変更することはできる?

以前は口座開設から4年経つまでは金融機関を変更することはできませんでしたが、2015年より変更が可能になりました
金融機関によって手続き内容が変わってくるので、変更する際には自分の口座を開いている金融機関に問い合わせて間違いがないように注意してください。

NISA口座の取引残高は移管できない

現在使用している金融機関の口座に取引残高があった場合は、原則として売却をしてから次の金融機関への口座を変更することになります。

注意点としては、口座の商品の取引がマイナスにならないタイミングで新たな口座へと移るためには、金融機関を変えたいと思ったらまずは自分が持っている資産を売却するタイミングなのかを見計らってから金融機関を変更してください。

NISA口座の金融機関変更の手続き方法

NISA口座の金融機関を変更する手続きを順を追って説明しますので、順番に読んでいき変更手続きに漏れがないようにしましょう。

①現在の金融機関での手続き

必要な書類は下記になります。2つの書類のうちのどちらかがあれば大丈夫ですが金融機関の変更方法によって必要な書類がかわりますので、どちらに該当するか確認が必要です。

  • 非課税管理勘定廃止通知書
  • NISA口座の金融機関を変更する場合に年単位で変更する場合の書類です。

  • 非課税口座廃止通知書
  • NISA口座を廃止した後、NISA口座を再開設する場合は、こちらの書類になります。

どちらの場合もまずは、現在口座がある金融機関に対して変更届書を提出します。
そうするとこの「非課税管理勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知」をもらうことができます。
この書類を次のNISA口座を開く金融機関に提出しないといけませんので必ず必要な書類となります。
おおよそ発行までに、1ヶ月ほどかかります。

②新しい金融機関での手続き

まずは、新しく登録する金融機関の口座を開設します。
その後、先程の書類を提出してNISA口座の申し込みとなります。

③新しい金融機関が税務署に申請手続き

新しく申し込んだ金融機関は税務署へNISA口座変更申請をします。税務署では申し込まれたNISA口座が他でもNISA口座を開設していないかを確認します。
その後、税務署より「非課税適用確認書」が発行されます。
これは、非課税制度を利用するため税務署が発行しています。

非課税のメリットを考えると、NISA口座を複数持ちたいと考える人いるかもしれませんが、税務署が二重開設できないようにチェックをしているので不可能な仕組みになっています。

NISA口座の金融機関変更の受付期間

金融機関の変更は、「変更を希望する年の前年10月1日から、変更する年の9月30日まで」と定められています。
この期間内に変更先・変更元のそれぞれの金融機関で手続きを行い、完了する必要があります。

変更したい年にNISAを利用していない場合

NISAを使用していなければ、上記の期間内であれば変更可能です。

変更したい年にNISAを利用している場合

NISA口座の商品を売却してからでないと金融機関を変更することはできません。

NISA口座の金融機関変更で注意するポイントは?

金融機関の変更は年単位

金融機関を変更したい年にNISAの非課税投資枠を一度でも使ってしまうと、その年には金融機関の変更ができなくなります

同一の金融機関でしかロールオーバーできない

NISA口座の金融機関を変更するのはよいのですが、ロールオーバできないことが注意する点です。
通常は5年間のNISA期間が終わると下記のいずれかを選ぶことができます。

  • 翌年の非課税投資枠に移す(ロールオーバー)
  • 課税口座に移す
  • 売却する

同じ金融機関の間でなければロールオーバーはできませんので、NISA口座を移す場合には、売却するしか選択肢はなくなるということになります。
ですので金融機関を変える場合にはロールオーバーする可能性の可否を見定める必要もあります。

NISA口座の金融機関を変更した方がいい場合

NISA口座の金融機関を変更したい場合にメリットやデメリットはたくさんありますが、金融機関を変更した方がいい場合の多数の意見です。

取引したい商品がない

手数料やサービスをメインに金融機関を選択したが、そもそも取引したい商品がない場合もあります。
せっかく手数料の安さやサービスの満足があっても取引した商品がなければ資産運用する意味がないため、そのような場合は金融機関を変更した方がよいでしょう。

他の金融機関の方が手数料が安い

上の項目とは逆に売買する商品をベースに金融機関を選んだものの、手数料が他の金融機関と比べると圧倒的に高い場合もあります。
さまざまな知識が増え、選ぶ商品の手数料の高い低いが気になった場合は変える方がお得に感じます。

Webサイトやスマホなどが使いにくい

手数料にも満足し、目星をつけている商品も取り扱っているので条件を満たしていると思い口座を開設したものの、どうも投資の売買の手続きにストレスを感じたり、サイトが見づらくて投資の売買をさけてしまいがちな時は、使い勝手を重視に金融機関を変えるのが一番の解決になる可能性もあります。

自分に合った金融機関を選んでNISA口座を開設しよう!

今回はNISA口座の金融機関の変更をメインに解説しました。
NISAの口座を変更することはできますが、NISAの期間内はなるベく無駄な手間や時間は使いたくないものです。

NISA口座を選ぶ時は、商品の種類、手数料、サービスの満足度などを重視して選びますが、「自分にとってどのような資産運用をして投資を進めていくことが最大限にメリットを活かせるのか」をよく考えたうえで金融機関を選び、後悔しない投資をしましょう。

また、金融機関が合わない場合は潔く変えるのも一つの選択肢ですので、その後のことを考えて充実した投資生活にしていきましょう。

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BD編集部

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