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ポルシェが車両にブロックチェーン技術を導入

ドイツの自動車メーカー「Porsche A.G.(ポルシェ)」は、ブロックチェーンと人工知能(AI)に強みを持つ、ベルリンに本拠を置くスタートアップ企業「XAIN(ゼイン)」と提携し、自動車分野へのブロックチェーン活用に着手していることを明らかにしました。

ポルシェがブロックチェーンを活用

ポルシェは、車両にブロックチェーン技術を導入し、将来の自動車分野への活用を目指すとしています。

すでにポルシェは、XAIN社と共同で、車両にブロックチェーンアプリを導入する試験を開始しており、アプリを使った車両のロック&アンロック、一時的なアクセス権限や暗号化されたデータログを取得するなどを行っています。

イギリスのオックスフォード大学の研究プロジェクトを母体とする「XAIN」は、2017年6月、ブロックチェーンを活用した優秀な事業アイデアを選出するコンテスト「Porsche Innovation Contest」で優勝し、同年8月からポルシェとの共同プロジェクトに取り組んでいました。

ポルシェは、データをより速く、安全に転送する手段として、ブロックチェーンに注目しています。たとえば、ブロックチェーンの基盤上で開発されたサービスを車両に導入すれば、スマホアプリを介してドアを開閉するのにかかる時間はわずか1.6秒と、従来に比べて6倍も速くなるといいます。

また、ブロックチェーンには、すべての取引履歴をリアルタイムに記録し、データの改ざんができないという特性があります。自動車登録や修復歴などをブロックチェーンを使ってまとめることで、自動車の名義変更などにかかるコストを軽減しながら、信頼性を担保できるという考えです。

さらに、ブロックチェーンを活用して、道路の状態や交通量などのデータをアップロードして配信。集計や分析をしたり、他の自動車と共有したりすることも検討されているようです。

自動車業界にも広がるブロックチェーン

ポルシェは、ブロックチェーンに基づいた新しいビジネスモデルの開発にも取り組んでいますが、ポルシェだけではありません。

メルセデスベンツダイムラーは、今年1月にルクセンブルクに拠点を置くビットコインを含めたデジタル決済プラットフォーム「PayCash Europe SA」を買収し、Hyperledgerブロックチェーンプロジェクトのプレミアムメンバーとして参加が決定しています。

また、2016年中頃には、トヨタ自動車の金融子会社であるトヨタファイナンシャルサービスが、初の自動車金融サービスになるべくR3への参加を表明しました。トヨタ自動車の目的とは、自動車金融業界におけるブロックチェーンソリューションの導入です。それにより、透明性のある資金調達オプションの提供を行い、効率を高め、コスト削減を行うとしています。

このように、自動車メーカーも続々とブロックチェーンに興味を示し行動を起こし始めています。今後もブロックチェーン業界のスタートアップとの連携があるかもしれません。

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