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富士通がブロックチェーンのリスクを検証する技術を開発

株式会社富士通研究所と中国富士通研究開発中心は、ブロックチェーンのリスクを検証する技術を開発したことを発表しました。技術の詳細については、2月26日~28日までフランス・パリで開催された国際会議「BSC(Blockchains and Smart Contracts Workshop)2018」にて発表されたとのことです。

リスクを自動検出し、安全性を向上

富士通研究所の発表によると、ブロックチェーン上の取引の自動処理をおこなうスマートコントラクトのリスクを事前に検証し、プログラムのソースコード上の該当箇所を特定する技術を実現。詳細について、以下富士通研究所のリリースより引用

ビットコインの基盤として考案されたブロックチェーン技術は、金融以外にも不動産やヘルスケアといった様々な分野への応用が期待されています。
しかし、スマートコントラクトにリスクがあるとビジネス上の損失に直結するため、システムとしてその信頼性の向上が課題になっています。
今回、ブロックチェーンアプリケーションの実行基盤の一つである Ethereum上で、シンボリック実行技術を利用してリスクのある取引の流れを特定するアルゴリズムを開発することで、人手では見逃す可能性のあったスマートコントラクトの6種類のリスクを網羅的に検出可能となりました。
さらにソースコード上の該当箇所を特定する技術を開発しました。これにより、ブロックチェーン開発者は、より安全性の高いスマートコントラクトを迅速に開発できるようになります。

引用元:http://pr.fujitsu.com/jp/news/2018/03/7.html

スマートコントラクトのリスクを自動で検出・該当箇所を特定する新技術

今回開発された技術は主に以下の2つとなり、その特徴についても記載されています。

シンボリック実行技術を用いた、スマートコントラクトのリスク検出技術

今回、Ethereumの言語仕様を悪用してトランザクションの呼び出し元が詐称されるリスクに対して、シンボリック実行を利用して、ソースコードについて様々な条件での取引を仮想的に実行し、予めルール化した認証に至るまでの不正な処理の流れや、不正につながるEthereum特有のコードパターンとの照合結果やブロックチェーン特有の取引記録へのアクセスの有無に基づき、ソースコードの欠陥を総合的に判定するアルゴリズムを開発しました。これにより、漏れがなく、かつ、高精度なリスクの検出を実現しました。

発見したリスクのソースコード上の該当箇所を高精度で特定する技術

発見したリスクが、元のソースコードのどの部分に該当するかを高精度に特定する技術を開発しました。Ethereumの実行ファイルに対応するソースコード情報の付加されたデバック用の実行ファイルから、未使用のコマンドを除去することでシンボリック実行を可能とし、仮想的に実行される処理コマンドの種類と順序などから、実行ファイルとデバック用の実行ファイルの対応関係を推定することで、実行ファイルから発見されたリスクに対応するソースコード箇所の特定を可能にしました。

引用元:http://pr.fujitsu.com/jp/news/2018/03/7.html

新技術によりビジネス上の損失を回避

今後は、イーサリアムだけでなくThe Linux Foundationが主催するHyperledgerのブロックチェーンフレームワークの一つ、Hyperledger Fabric向けの検証技術も開発、2018年度中に実用化することを目指しているそうです。
これらの技術の開発により、効率的なスマートコントラクトの開発や開発に関わる作業の削減などの効果も期待でき、ブロックチェーン技術の進展に大きな貢献となることが期待されます。

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