医療系ICO「EMI Project」の特徴やメリットとは?

2018年になってもICO(Initial Coin Offerng)の勢いは留まることを知りません。2018年1月~5月までにICOによって集まった資金は1兆5000億円と言われており、早くも2017年にICOによって集められた資金7500億円の2倍に達しました。

ICOが盛んに行われることに相まって、各方面のビジネスにおいてブロックチェーン技術が応用されています。今回は、医療分野にブロックチェーンを用いて世界中の医療情報を集約することによって人々の健康増進を図るICOプロジェクト「EMI Project」について紹介します。

「EMI Project」とは?

エストニアを拠点とするEMI Foundation(EMI財団)が行う「EMI Project」は、世界中の人々の健康の増進を図るため、さまざまな医療情報をブロックチェーン(EMIプラットフォーム)上に保存し、世界中で医療情報を共有することによって医療技術の向上を目指すプロジェクトです。病院や企業が独占している医療情報による利益を患者に還元し、真に求められる医療開発のために報酬が支払われる仕組みをを作ろうとしています。

EMI Projectの掲げる目標

①医療情報の集約
②医療情報の共有
③AIによる医療情報の解析

EMI Projectのメリット①医療情報の集約

私たちが提供する診察情報は知らないところで医療開発のために使用されています。しかし、所有権やセキュリティーなどの問題から集約することがかなり難しいと言われていました。医療開発のために必要な情報にも関わらず、十分に生かせていないのが現状です。
EMI Projectでは、ブロックチェーン技術を使用することで世界中の医療情報を集約することを目指しています。EMIプラットフォームはブロックチェーン上に設計されるのでセキュリティは万全なのです。

EMI Projectのメリット②医療情報の共有

また、多くの国では医療情報のスムーズな共有化がなされていないため、以前受けた診察を何度も受けさせられたり、不必要な薬剤が投与されたりするなどの問題が起こっています。EMIプラットフォーム上で医療情報の共有化が進めば、過去の診察情報を基にムダな診察が省かれ、正しい薬剤が選択されることになるでしょう。
EMIプラットフォームに参加できるのは信頼のおける医療機関と承認を受けた患者のみとなるため、データ共有の安全性を高めることもできます。

EMI Projectのメリット③AIによる医療情報の解析

EMIプラットフォームは、AI(人工知能)との組み合わせによってビックデータの解析を行います。分析結果を基に、より効果的な治療方法や新薬の開発がなされるでしょう。

また、これまでは医療情報を提供した患者に対して報酬が支払われることはありませんでしたが、EMIプラットフォームで患者へ還元するシステムが構築されれば、提供した情報に対してEMIプラットフォーム内で使用できるトークンをもらえるようになります。そして、研究者に対してもEMIプラットフォームに有益な情報を提供する報酬としてトークンが支払われるので健全な研究開発が行われるのです。

医療情報の集約・共有化が進むことでAIによるデータ解析も進み、研究開発が効率化されて医療技術の大きな飛躍が予想されるなど、EMI Projectには大きな期待が寄せられています。

ICO「EMI Project」のトークンとは?

「EMI Project」が行うICOによって発行されるトークンが「EMIトークン」です。トークン規格には、従来のイーサリアムERC220ではなく、ERC223を使用することで手数料が安く抑えられており、万が一間違ったアドレスに送ってもトークンが戻ってくる仕組みになっています。また、これに加えてNEO(ネオ)やEOS(イオス)上でも開発を進めています。

トークン概要
  • 通貨名称:EMI TOKEN(エミトークン)
  • 総発行枚数:6億枚(1EMI=0.001ETH)
  • トークン規格:イーサリアムERC223に加え、NEOやEOSでも開発中
  • コンセンサスアルゴリズム:PoE(プルーフ・オブ・エンゲージメント)
  • 公式サイト:https://emi-foundation.com/
  • テレグラム:https://t.me/emifoundationofficial
  • ロードマップ:https://goo.gl/jJt6Mn

コンセンサスアルゴリズム「PoE」とは?

EMI TOKEN(エミトークン)は新たなコンセンサスアルゴリズム「PoE(プルーフ・オブ・エンゲージメント)」を採用しています。
「PoE」は、確認の際にエンゲージメントアクティビティを検証したり、トークンをユーザーや開発者に配布するなどしてトランザクションの詳細をブロックチェーンに投稿する処理をします。

エンゲージメントプロセスの検証の証明

①ユーザーが PoE 承認アプリに従事
②PoE 認定アプリレコードアプリエンゲージメントアクティビティ
③PoE 検証ツールが EMI コインへのエンゲージメント活動のレポート
④EMI コインブロックチェーンに PoE トランザクションハッシュを投稿
⑤ユーザーの EMI コインウォレットがトークンを受け取る

「EMI Project」のICO詳細

プライベートセール、プレセール、パブリックセール、EMIトークン配布、ロードマップなど「EMI Project」のICOについて詳しい内容は以下の通りです。

プライベートセール

EMIトークンのプライベートセールは、EMIプロジェクトの関係者の間で既に行われており終了しています。

プレセール

EMIトークンのプレセール期間は、2018年8月27日13:00(UTC:協定世界時)~10月3日13:00(UTC:協定世界時)となっています。

プレセールの購入期間に応じたボーナスが設定されており、取引価格は購入時点のETHの価格に連動しています。支払いは、BTCもしくはETHでの支払いとなります。

パブリックセール

EMIトークンのパブリックセールは、2019年3月の予定をしています。しかし、現在日本の改正資金決済法では金融庁から許可を得ていないトークンの購入はできなくなっています。

現段階でEMIトークンが金融庁から仮想通貨としての許可は得ていないので、日本人は原則購入することはできなくなっています。

EMIトークン配布

EMIトークンの配布割合は図の通りです。

医療情報は法律的な制約もかかってくるので準備資金の一部が法律関係への投資も必要になってくるのは医療系ブロックチェーンの特徴といえるでしょう。

ロードマップ

「EMI Project」注目イベント

①2018年 第2四半期:EMIトークンの販売
②2018年 第4四半期:スクリーニングデータ共有開始、医療情報提供者へのトークンの配布
③2019年 第3四半期:ヘルスケア関連商品の販売ECサイトのリリース
④2021年:EMIプラットフォームと互換性のある電子カルテのリリース
⑤2025年:共有電子カルテのリリース

エアドロップイベントを開催中!

EMI Foundationでは現在、EMIトークンのエアドロップイベントを開催しています。
メールアドレスやツイッターアカウントなどを入力するだけで簡単に参加できるので要チェックです。

医療分野の未来を照らす「EMI Project」

「EMI Project」によって行われる医療情報の集約化と共有化、AIによるビッグデータの解析は、日本をはじめ多くの国々にとって大きな効果が期待できそうです。EMIプラットフォームによって、世界中で医療情報が正しく利用され、今まで救えなかった命が救われるようになっていくことでしょう。
私たちがEMIプラットフォームを利用して日々の健康管理を行う日は近いかもしれませんね。

Asuka

Asuka

BITDAYS編集部ディレクター・ライター。 2017年10月より仮想通貨界に参入。毎日の情報収集は欠かしません。主に海外からのニュースを担当しています。 最近は「ポイント還元」や「キャッシュバック」という言葉に目がありません。 趣味は映画鑑賞、無類のネコ好きです。