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【BITDAYS突撃インタビュー】オタクコインのTokyo Otaku Mode Inc. に潜入!

Tokyo Otaku Mode Inc.(トーキョー・オタク・モード)は、「オタク文化で世界をハッピーに」を理念に掲げ、アニメやマンガなど日本のポップカルチャーについて最新ニュースやイベントレポートを世界に配信している会社です。海外向けEコマースサイト「Tokyo Otaku Mode Shop」では、日本のアニメやマンガに関連するグッズを正規メーカーから直接仕入れ、海外向けに販売しています。去年の末にコミュニティトークン「オタクコイン(XOC)」の構想を発表し話題となりました。

今回はBITDAYS編集部のカネコが今注目のTokyo Otaku Mode Inc. に突撃インタビューを実施。CEOの小高奈皇光氏にオタクコインやオタク文化の未来についてお話を伺いました。

本社はアメリカ。Tokyo Otaku Mode Inc.設立のきっかけとは?

(写真)Tokyo Otaku Mode Inc. CEO:小高奈皇光 氏

今回はTokyo Otaku Mode Inc.の小高さんにお話を伺います。 よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

まずはTokyo Otaku Modeという組織について伺います。
本社はアメリカにあるそうですが、設立したきっかけとは何だったのでしょうか?

私達共同創業者は日本人なので日本で会社を設立しようと思っていたのですが、アメリカにピッチ(「こういう事業があるので投資してください」というプレゼン)しに行ったときに反響が良く、アメリカの人に受け入れてもらえて「俺も投資したい」「俺も俺も」「どうぞぞうぞ」という状態になりまして。その結果、アメリカの投資家が10人ほど入ってくださることになったのですが、アメリカの投資家にとって日本の株式会社に円で投資するのは難しいこと。そのため必然的にアメリカで会社を設立することになったんです。

では日本で活動する気持ちも持ちつつ、一旦はアメリカで会社を作ってということだったんですね。

そうですね。
我々がやりたいことは日本の文化を世界に発信すること。それが叶えば、アメリカで会社をつくる必然性はありませんでした。ですのでアメリカで始めた理由は、最初に理解してくれた人達が海外の人が多かったからなんです。そこは面白いところかもしれません。

なるほど。
海外にアニメやマンガが好きな人達が多いというのは感じてらっしゃったんですか?

アメリカに限らず、アジアやヨーロッパ、南米も、アニメ・マンガ・ゲームなど日本のコンテンツが好きな人が世界中にいるというのは肌感覚としてあったので、この分野が一番市場性あるんじゃないかなと感じたのは確かですね。

そこを狙おうとしたんですね。
日本にもオフィスを設立したのはいつ頃ですか?

アメリカに設立したのが2012年の4月、日本にオフィスを作ったのは2012年の10月でした。

2012年というと今から6年前ですね。
その頃の“オタク”については、世間の目はどういった印象でしたか?

「オタク」という言葉にあまり良いイメージはなかったと思います。でも最近は「歴史オタク」とか「自動車オタク」のように、純粋にある分野にすごく興味がある人とか、専門的な人という感じで使われるようになってきていると思います。

たしかに以前はちょっとネガティブなイメージがありましたね。

昔はオタクモードの名刺を渡したときに「オタク?え?」みたいな反応でしたが、今は興味を持ってもらえます。「オタク」という言葉自体、もう悪い意味に捉える人が少ないということですよね。

本当ですね。何か好きなことにハマっている人、という良いイメージになっている気がします。

ここ数年、タレントさんも「このアニメが好き」とオープンに言うようになりましたし、声優とかアイドルのマーケットも一般化していますよね。好きなことを隠さない時代になってきたというか。海外ではなおさらそういった部分がオープンです。

海外では自分の好きなものに対してオープンだからこそ、それが受け入れられる文化だということですか?

そうですね。L.A.で「アニメエキスポ」という4日間で35万人が来場するような大きなイベントがあるんですけど、本当いろんなコスプレをしてる人がいるんですよ。身長2メートルくらいの男性がセーラームーンの服を着てたりとか。日本だと、ちょっと不思議な目で見られることもあるでしょうが、アメリカでは「俺はセーラームーンが好きだから。何が悪いの?」と堂々と歩いている。そういうカルチャーなんです。そういうところが大好きですね。

全体的に皆オープンという感じなんですね。

海外は好きなものをオープンにできる土壌がある、そう感じます。

Tokyo Otaku Mode Inc.の顧客は99%が海外

(写真)Tokyo Otaku Mode Inc. 東京オフィス

Tokyo Otaku Mode Inc.は世界中に商品を発送していますよね。
日本と海外の割合はどうなっているのですか?

去年は99%が海外向けの発送でした。

エリア関係なく、アジアもヨーロッパもですか?

出荷先は北米が一番多くて6割ですね。次が中国。以下ヨーロッパ、アジアと続きます。弊社は英語でドル建てで売っているというのもあり、英語圏が一番強いですね。

フェイスブックも海外からのアクセスがすごく多いと聞きました。

フェイスブックのフォロワーも99%が海外の方です。
驚かれるのは、フェイスブックでフォローしてくれる方はインドネシアやフィリピンなどアジアの方が一番多いんですけど、買ってくれる方は北米が一番多いというところでしょうか。

面白いですね。情報を追いたい人と、商品を買ってくれる人は別という。
欲しくて見てはいるが実際には買えない人、ということもあるんですか?

そうですね。所得の差、言語、そして決済手段が要因だと感じています。弊社は商品を英語でドル建てで販売しており、また、決済方法もクレジットカードやPayPalがメイン。これはまだアジア圏でそこまで広がっていない決済手段なんですよね。ですが、アジアは非常にポテンシャルのあるマーケット。将来的には主力の販売先となるのではと思っています。

仮想通貨に進出しようと思ったきっかけは?

活動を続ける中で、去年の末から「オタクコイン」というものが始まっていますが、仮想通貨界に進出することになった理由は何でしょうか?

我々は仮想通貨というよりも、まずブロックチェーン技術に興味がありました。
円やドルなどの法定通貨って、日本という国で使える通貨、アメリカという国で使える通貨という縦割りじゃないですか。でもブロックチェーンは国という概念を超えて、世界規模で分散型公開台帳のシステムを使う。そうなると世界中シームレスな仕組みが考えられますよね。ブロックチェーンによって、縦の時代から横の時代になっていくなと思いました。
我々はアニメ・マンガ・ゲームというコミュニティを持っているから、そこにブロックチェーンを活用できるのではないかと思ったんです。たとえば、アニメ・マンガ・ゲーム好きがボーダレスに自分のコミュニティ内で使うコイン(トークン)という意味付けです。

その結果、ブロックチェーンベースの「オタクコイン」が生まれたんですね。

はい。仮想通貨でお金を儲けたいというよりも、ブロックチェーン自体をどう使うか、どうやったらコミュニティにフィットするか、というのが信念としてありますね。

なるほど。ブロックチェーンというモデルが自分たちの理想に合ったということですか。

僕の提案としては、コミュニティを活性化するためにブロックチェーンを使えるんじゃないかというのが前提としてあります。

仮想通貨「オタクコイン」はその手段の一つというわけですね。

なので、オタクコインは “仮想通貨” という表現よりも “コミュニティ内コイン(トークン)” の方が正しいと言えます。

ICOを実施しなかった理由

ICOを実施しなかった理由は何だったのでしょうか?

ICOの信頼度や規制の問題があります。そもそもオタクコインでお金儲けをしたいわけじゃないんです。無償でオタクコインを配布しようと思っています。規制も厳しいICOをやる必要性があまりないんです。

資金集めではないということですね。

まずはオタクコインというものを体感してもらってコミュニティ活性化につなげていきたい。オタクコインはコミュニティ内コイン(トークン)であって、ポイントを集めるようなもの。その実態は仮想通貨ではありません。だからICOではない方法を取りました。
資金はあるに越したことはないけど、今まで培ってきたコミュニティに対してブロックチェーンを入れたいだけなんです。

オタクコインで投票!?コミュニティを盛り上げる仕組みとは

“投票券”構想もあるとのことですが、どのように使うのでしょうか?

そうですね。まだ検討中ですが、たとえばオタクコインを一定数持っていれば、プロジェクトの意思決定に関われるという構想です。コインの所有数に比例して票数が増え、投票してもコインはなくならないようにしようと思っています。例えば人気アニメの続編を作って欲しいとか、あのゲームのキャラクターのフィギアを商品化したい、など、ファンが願ったプロジェクトがコミュニティの意思で実現できれば素敵だなと考えているんです。

コインを持っていれば持っているほど、投票できる割合も多くなるということですね。

アイドル総選挙のように投票することでコミュニティが盛り上がるという仕組みです。コミュニティの強さって語り合う時間と熱量に比例すると思うので、そういうきっかけをブロックチェーン技術で作れるんじゃないかなと。普段は決済として使うけれど、投票券の機能も持つ。これは経済的かつ政治的ですよね。

中には応援したい気持ちが強いあまり、買い占めようとする人が出てくることも考えられますよね?
その場合の対策って何かありますか?

細かい設計は来年以降を予定していますが、本当に何か投票して意思決定をするんだったら、1,000枚を上限にするとか配る枚数を定めようかと思っています。

ある程度ルールを設けた中で盛り上がりを求めるというところですね。
最近の進捗はいかがでしょうか?

そろそろ「オタクコイン準備委員会」という“準備段階”から進もうという感じですね。名前も「オタクコイン協会」に変えたところで、次のステップとして秋頃にアプリを出したいと考えています。

アプリではどういうことができるんですか?

まず、アプリをインストールするともれなく一定数のオタクコインがもらえます。たとえば1,000オタクコインとか。最初のうちはバウンティー期間と位置付けていて、例えばアプリを通してアニメスタジオを応援することでさらにコインがもらえるというキャンペーンを色々取り揃えようと考えています。

アニメスタジオを応援できるんですね。
アニメスタジオにはどのような効果があるんですか?

アプリ上で応援メッセージが書けるようになっています。世界中のファンから集まったメッセージを1枚のポスターみたいなのにまとめてアニメスタジオにお届けする予定です。

それはいいですね!

クリエイターの方々に何が嬉しいかと聞いたら、ファンからの生の応援メッセージが一番テンション上がるとのこと。ある意味お金よりもそっちの方がより嬉しいそうです。

応援している側にとっても、相手に自分の声が届くというところは嬉しいですよね!

オタクコインが目指すものとは

将来的にオタクコインが目指すものとは何でしょうか?

オタクコインをハブとした世界流通戦略でしょうか。

大きいですね!

オタクコインをハブにして、いろんなサービスのポイントやトークンと連携できればいいなと思っています。

いろんなところで使えるようになる構想があるんですね。

聖地巡礼に行くとオタクコインがもらえるとか。オタクコインアプリを持って世界中を旅すれば、アニメ・マンガ・ゲームにまつわることだったらこれで楽しめちゃう、みたいなイメージです。

面白そうですね!

ありがとうございます。基本的にはコミュニティ内コイン兼投票券として、しっかり根付かせていきたいですね。結果としてクリエーターを支援できるとか、コンテンツ産業をもっと盛り上げたいんです。オタクコインを活用することでアニメや漫画などコンテンツの活性化につながればいいですね。

ちなみに具体的なスケジュールとしては来年以降というところでしょうか?

まずは気軽にオタクコインがもらえてアニメスタジオを応援できるアプリを今年の秋口目指して出せればと思っています。投票権機能含めてその後はまだ未定ですが、鋭意アップデートしていければと思っています!

なるほど。楽しみにしています!

興味ある方は是非アプリをインストール!

最後に、皆さんに知ってほしいこと、言っておきたいことはありますか?

ブロックチェーンの時代が必ず来ると思っているので、そちらに注目してほしいですね。

ブロックチェーン技術に要注目ということですか。

たとえば国を挙げてブロックチェーンを活用しようとしているところもありますし、ブロックチェーン技術はインフラになりつつあると思っています。世界はどんどんその技術で進んでいっているので、日本も乗り遅れないようにしないといけないですね。

たしかにブロックチェーンの活用が常識になってきましたね。

あとは、興味があれば是非アプリのインストールをお願いします、というところですかね(笑)

たくさんの方に使ってもらいたいですね!
本日は貴重なお話ありがとうございました。

ありがとうございました。

オタクコインでオタクコミュニティを活性化

オタク文化の活性化を目指すTokyo Otaku Mode Inc. の「オタクコイン」は、ブロックチェーンをオタクコミュニティに入れていくという壮大なプロジェクトでした。最近では資金調達のために誕生する仮想通貨が増えていますが、「オタクコイン」はオタク文化を盛り上げるため、ひいてはクリエイターさんを応援するための手段として誕生したようです。目指しているのは仮想通貨の流通ではなく、オタクコミュニティの活性化。オタクコインはあくまでもコミュニティ内コイン(トークン)であり、オタクコミュニティの発展の先にトークンの流通があればいいとのこと。CEO小高さんのブロックチェーン活用に対する熱い想いが伝わってくるインタビューでした。
オタクコインと共に日本のポップカルチャーが盛り上がりを見せるのは日本人としても嬉しいことです。ぜひ応援したいですね!
小高さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました!

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取材:カネコ
文:Asuka

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Asuka

BITDAYS編集部ディレクター・ライター。 2017年10月より仮想通貨界に参入。毎日の情報収集は欠かしません。主に海外からのニュースを担当しています。 趣味は映画鑑賞。無類のネコ好きです。
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