インタビュー

ギャル×電子工作!?マジ卍な電子工作ギャルユニット「ギャル電」インタビュー

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ギャルによるギャルのためのテクノロジーを提案するというコンセプトで活動する、既存概念になかった電子工作ギャルユニット「ギャル電」。
BITDAYS編集部のインタビューでは、「ギャル電」結成秘話やメンバーそれぞれの活動、二人の出会い、現在の活動、将来の夢までざっくばらんに語ってもらった。

【プロフィール】
共通の知人を介して知り合い、2016年の夏の終わりから電子工作ギャルユニット、「ギャル電」として活動開始。メンバーは、元ポールダンサーで現在OLのきょうこ(写真:左)と大学生のまお(写真:右)。ライトニングトークイベントでのプレゼンを皮切りに、ワークショップの開催、クラブでの作品発表、CM出演、ツイッターやブログで動画を使っての情報発信、電子工作キットの販売など多岐にわたる活動で注目を浴びる。渋谷のギャルが自力で電子工作して、みんなが光る世の中を夢見て活動中。

ギャルが電子工作をすることが当たり前な世の中になってほしい

―ギャル電とは、どういうユニットですか?

きょうこ:ギャルが電子工作するユニット、の一言です。

まお:「今のギャルは電子工作する時代。ギャルによるギャルのためのテクノロジーを提案していくユニット。そのうちドンキでArduinoというマイコンが買える世の中を夢見てる」ってのが、スローガンなんです。例えばドン・キホーテってすごく夢があるじゃないですか。夜中でもあそこでなんでも買えるから、ギャル的には超大好きな場所ですよね。

きょうこ:ドンキでマイコンが買えるぐらい、ギャルが電子工作することがあたりまえになる世の中というのを夢見ています。

知人の紹介で知り合いユニットを結成


―お二人の出会いのきっかけを教えてください

きょうこ:知人の紹介です。お互いに電子工作に魅力を感じて、それぞれ作ってたんですよ。でも、なんか一人でやってても、だれにも見せられないじゃないですか。自分の作ったものを見せられる仲間が欲しいなって思ったんですよね。

まお:一番最初に会ったとき、アゲアゲな電子工作が好きっていう共通点があって、知人が私たちを引き合わせてくれて、最初の出会いはスカイプミーティングでした。

―それでユニットを作ることになったんですね

きょうこ:物を作っている人が誰でも参加できるライトニングトークイベントみたいなのがあって、まおの知り合いの人が「どんな初心者でも参加オッケー」と言うので、「じゃあ行くか」ってことでノリで「ギャルがプレゼンしてたら面白くない?」って感じで始まったんですよ。

まお:もともとLT(ライトニングトーク)イベントには行ったことあったんですけど、そういうところの人たちにちょっと新しいもの見せたいって気持ちで行ったんですよ。

―お二人が別々で活動されていたときは、それぞれどういった形で発信をしていたのでしょうか

まお:わたしはインターンをしていたので、企業のブログを書いていました。そこで、自分が作っているものや作り方を紹介していましたね。

きょうこ:わたしは、その頃ポールダンスをやっていたので、ポールダンスなどのイベントで、自分が着る電飾衣装や小物みたいなものを作っていました。なのでクラブなどの出演者として、自分の作品を発表していた感じです。

まお:知人が紹介してくれるまでは、フェイスブックのアイコンで知ってるぐらいで、お互いにそういう工作をしていることは知りませんでしたね。

みんなが光る世の中を夢見て活動中


―普段はどのような活動をしていますか?

きょうこ:最初は何をしたらいいのかわからなかったので、ものづくり系が集まるような場所でプレゼンをしたり、クラブで自分が作ったものを身につけて踊ったりしていました。そうやって反応を見つつ、どういうものがギャルにウケる電子工作なのか模索しながら、新たなものを作っては、ものづくり系のサイトだったり、ツイッターだったり、発表する場を変えていきました。

まお:あとは以前、私たちのマネジメント会社のlute(ルーテ)のSNSアカウントでやっていた『できるかな』ってギャル電の番組があるんですけど、そこでアーティストとして、いろんなものを作ってコラボさせてもらっていました。

―今は目標をどこに置いて活動されているのでしょうか

まお:渋谷のギャルが自力で電子工作して、みんなが光る世の中っていうのを夢見て活動しています。

きょうこ:電子工作のやり方だったり、こういう風にすると初心者でもイケてるものが作れるよ、っていう情報の発信やワークショップを開催しています。あとはluteの企画とかでアーティストさんとコラボして、アーティストさんにめちゃめちゃかっこいい光り物を提供しています。

まお:しかもこれDIYで作れるんだよ、っていうのを発信しています。

―ワークショップへのギャルの参加率はどうですか?

きょうこ:多くはないですね。でも徐々に女の子の参加率は上がってきています。

まお:ギャル電をテクノロジー界隈から知ったって方も結構いるんですけど、luteでギャル電を見て、すごく作りたくなったから参加したって若者もいるんですよ。

出会うまでの道のりはまったく違うふたり


―お二人は、いつ頃からギャルなんですか?

まお:わたしは、ギャルになりたいって思ったのは5歳くらいです。わたしはタイのハーフで肌が黒いんですけど、肌が黒いけどめっちゃかっこいい生き方って何だろうって考えていたら、ギャルだなと思いました。テレビでギャルを見ていてすごく元気をもらったんですよ。それで13歳の頃に「ギャルになる」って決めて、それからはずっとギャルです。

きょうこ:わたしは、みんなが一般的に思うギャルのスタイルみたいなものは、ギャル電を始めてからですね。それ以前にポールダンスを始めたきっかけが、ヤングの頃めっちゃ陰キャラで、いつかわたしもアメリカの色気がヤバいセクシーな女性キャラになりたいと思っていました。だから、強くてキラキラしたスタイルに対する憧れはずっとありましたね。

―電子工作に興味を持ったきっかけや時期について教えてください

まお:わたしは、大学が電気電子工学だったので、授業でロボットを作っていたんですね。電子工作自体はすごく楽しいんですけど、アウトプットが無骨な感じで、動いてかわいいけど気持ちがアガらないんですよ。それで、海外のブログを見たら、すごく光る電子工作を作っていて、これめっちゃかっこいいって思ったんです。それからスカートやピアスを光らせてみて、それを身に着けてクラブへ行ったり。そんな感じで興味を持っていきましたね。それから5年ぐらい経ちます。

きょうこ:わたしはずっと光り物が好きで、フェスとかライブとかへ行っていた時期には、あらゆる光り物を買って試していたんですけど、不満があったんですよ。衣装もより派手にしてパーティーで一番目立ちたかったんです。世界的にマイコンとかが扱いやすくなって、みんなが自分でテクノロジーを使ったものを作れるメイカームーブメントっていうのが、2012年ぐらいから盛り上がってきたのを見て、もともとものを作るのが好きなので始めた感じです。

―電子工作はお二人とも独学ですか?

まお:ほぼ、そんな感じです。

きょうこ:電子工学とかの基礎は、まおはきっちり学んでるんですけど、製品とか工業用の知識なのでギャップがあるんです。自分たちが欲しいものを手に入るもので作るとなると、自分たちで調べたり、工夫しないとできなかったりですね。

まお:だから、ネットで調べるのが主です。

きょうこ:作り方がわからなかったら、似たような仕組みのものを分解してみたりもします。

今、作りたいものは発電機


―作品やYouTubeの動画のアイディアはどうやって出てくるんですか?

きょうこ:基本的にはノリとか、自分たちだけじゃなくて友達と喋っていたりとか、ツイッターで流行ってるものからアイディアを得ています。ギャグに近い思いつきからスタートして、無理やり作っていくことが多いですね。夏だから貝が光ったらウケるんじゃないかな、とかね。

まお:そうですね。最近流行ってるものを電子工作にしたら何だろう、っていうノリで考えて、思いつくって感じです。

―今、何か注目しているものとか、作ってみたいものはなんでしょう

まお:発電機を作りたいんですよね。ギャルがルーズソックスを上げ下げして発電してたら面白いなと思っているんですよ。めっちゃ山奥のレイヴイベントとかで遊んでいて、発電できるっていうのもいいなと思っています。難しいと思うんですけどね。

きょうこ:わたしは、ミサンガとかアクセ系の細かいものに電子工作を取り入れて光らせたら、流行らないかなと思っています。フェスにUSBやモバイルバッテリーで動くはんだごてを持っていって、ギャル電ブースを作ってそこでワークショップをやりたいですね。

―どういうときが一番楽しいですか?

きょうこ:自分の作品を身に着けて光らせたときに、みんなが楽しんでくれたり、「かっこいい」とか言ってくれる時ですね。それと、買った部品とかチップとかが、ほんとにその通りに動くのか、いつも知識がなくて半信半疑でやっているので、最初にちゃんと電源入れて動いたときです。意外と簡単にできそうで、できないことが多くて、苦しみながら気分転換したり考えていくんですけど、急に「これじゃん」って降ってくることがあるんですよ。その瞬間はアガります。

まお:アガりますね。スマホで写真を撮る時とかって光ってるとめっちゃ盛れるんですよ。この盛れてるっていう感覚をみんなに味わってほしいですね。一気に派手になる、「映え」ってやつですね。

周囲の反響とその影響

―ユニットに対する周囲の反響はいかがですか?

まお:学校へ行くとみんなイジってきますね。「ギャル電」って。普段は作品を身に着けて登校しませんが、イベントがある時は光り物を見せたりすると、先生から「ギャル電知ってる」って言われたりします。ちょっと恥ずかしいですね。ネットやテレビで知った人が多いみたいです。

きょうこ:わたしは、世間の反響っていうよりは、自分の中の変化として、普段の仕事中にちょっとギャルのマインドが出ちゃうなって感じです。それとギャル電の活動のために業務改善をして、いつも定時で帰ります。ギャル電の活動について、話してはいるんですが、みんなちょっと理解できていないと思いますね。

ギャル電に憧れてエンジニアを目指す子どもがでてきたら嬉しい


―今後、どんな存在になっていきたいですか?

まお:カリスマになりたいですね。益若つばさちゃんみたいに、経済を動かすような。電子工作が身近なものになって、メイクと電子工作を一緒にやるくらいになると、めっちゃ面白いなと思うんですけど。

きょうこ:90年代のギャルがスーパーモデルとかに憧れたりとか、10代のキッズがレディーガガに憧れるみたいな気持ちで、ギャル電に憧れるようになってほしいですね。

―将来、電子工作の世界はどうなっていくと思いますか?

まお:今の日本では技術的に詳しい人だけがやっているような風潮があって、海外でやっているような簡単な電子工作とかDIYが、少ないんですよね。そういう簡単なものが、日本でももっと広がっていけばいいなと思うんですよ。わたしは、ずっとタイに住んでいましたが今は日本に住んでいて、百均やホームセンターがあって環境がすごく整っているので、いろんな材料が手に入りやすいことを実感しているんです。それをDIYすれば面白いものができる、ってみんなが感じてくれるようになっていけばいいなって思います。

きょうこ:電子工作に限らず、より自分が欲しいものを作ることが流行るといいなと思っています。いろんな欲しいものが、情報をキャッチできてお金があれば買える世の中になってきたけど、より細かい部分まで満足のいくものはないと思うんです。だから自分で作って、他の人にとってはよくなくても自分にとっては最高なものを手に入れる価値観「わたしはこう思う」っていうポジティブなギャルのマインドみたいなものが流行るといいなと思います。

―ギャル電として、広めていきたいことや目標とか夢があれば教えてください

まお:例えば、ギャル電も電子工作のキットとか売ってるので、電子工作の部品を身近で買えるような環境を少しずつ広めていきたいですね。子どもたちが将来エンジニアになって、そのきっかけが「ギャル電」だといいなと思います。

きょうこ:10年後に、ギャル電に憧れてはんだづけを始めたっていう子どもが出てきたらいいですね。後世に影響を残したいです。

―ギャル電のお二人、ありがとうございました!

インタビュー:NANASE/撮影:堅田ひとみ

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