インタビュー

日本全店制覇を目指す!スマホ決済サービスPayPay(ペイペイ)広報室 伊東氏 インタビュー

昨年末、最大10万円の高額還元を目玉にした「100億円あげちゃうキャンペーン」でスマホ決済の存在を世の中に知らしめることになった「PayPay(ペイペイ)」。このキャンペーンはメディアでも連日取り上げられ爆発的に話題となり、スマホ決済の代名詞と言っても過言ではないほど認知度を上げた。PayPayの広報室、伊東氏に他社との違いや今後の展望、キャッシュレスの魅力や重要性など幅広く聞いた。

話題のスマホ決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」とは?
特徴やメリット、使い方を紹介!

日本のキャッシュレスをどう広げていくか


―2018年10月にサービスをリリースされて以降の反響はいかがですか?

「PayPay」の名前やキャッシュレスが定着していない時に、いかにしてPayPayをみんなに使ってもらうか、ということで最大10万円分のPayPay残高をお戻しする「100億円あげちゃうキャンペーン」の第1弾を開催しました。これはかなり反響があったのですが、10日で100億円を使い切ってしまい早々に終わってしまいました。キャンペーン中はPayPayを使う人が一気に増えましたが、キャンペーン終了後に継続して使う方は意外と少なくて、思っていたほど定着しませんでした。それで、2回目の100億円のキャンペーンの時は普段使いしてもらえるように、金額の上限を1,000円にして「第2弾100億円キャンペーン」を展開したんです。3か月続けた結果、キャンペーン終了後に一時的に利用は減りはしましたが、すぐ復活してユーザー、加盟店ともに今も増えていると感じています。

―100億円キャンペーンでキャッシュレスへの関心が一気に高まったように思います。

政府の意向が、現在約20%のキャッシュレス比率を2025年までに40%まで引き上げたい、というものですから、日本のキャッシュレスをどう広げていくかというのが大前提にありました。ユーザーも増やさねばなりませんが、加盟店も増やさないといけないですよね。その両方をPayPayが頑張っていこうと思い、北札幌から南那覇までの全国20か所の営業拠点で、地元の個人商店にもPayPayを導入してもらえるように働きかけをしています。

日本全国すべてのお店にPayPay(ペイペイ)導入を目指す


―加盟店の反応はいかがでしょうか?

政府がキャッシュレス決済に対して、2~5%のポイント還元する施策を10月から開始することもあり、キャッシュレス決済を導入したいと考えている加盟店の方はたくさんいます。でも、面倒だとかよくわからないと感じている方も多いので、日本の各地で商工会議所や地元の商店街の集まり、自治体などと連携をして、説明会や体験会を開いています。体験することで現金の管理をしなくてもいい便利さが分かっていただけますからね。

あとはクレジットカードや交通系icカードなどは専用の機器を買わねばならないことや、加盟手数料や決済のたびに手数料が必要となるため、キャッシュレスを導入しないお店があります。そういった点で、PayPayはQRコードをお店の前に置くかレジに貼るだけで専用の機器は不要ですし、今は加盟店手数料・決済システム利用料もかかりません。そうすることで、お店の負担がなくなり、加盟店になることへの抵抗がなくなると思うんですよ。加盟店が増えないとユーザーも増えませんから、どちらも増やしていくために必要なことを考えて行っています。今は「日本全国すべてのお店にPayPay使ってもらう」というのが会社の目標なんですよ。現時点で、都道府県単位だとPayPayの加盟店がないところはありません。

―全国でPayPayが利用可能ということですね。

当然、加盟店の密集度の濃淡はありますけどね。駅前や商店街を中心に、普段遣いでPayPayを使ってもらえるような店舗を選んで営業しています。それから6月にドラッグストアを全国的に使えるように働きかけて、現在では大手のドラッグストアのチェーン店では、ほぼPayPayが使えるようになっていますし、コンビニもほぼ制覇できていると思います。次は全国のスーパーで使えるようになれば、お店もユーザーも増えると思うんですよね。ただ、スーパーは各県とか地域で運営している会社が多く、全国展開していないケースも多くて、会社の数がものすごく多いので一筋縄ではいかないんですよ。でも、がんばってスーパーでPayPayが使えるようにしていきたいですね。

―加盟店は幅広い業種で増えているのでしょうか?

そうですね。もともと日本全国使えるようにしたかったので、基本的にどのお店でも導入していただきたいのですが、PayPayには「わりかん」機能もあり、導入いただいた飲食店ではみんなに使ってもらいたいですね。あとは美容院や理容院とか、キャッシュレスに親和性がある業界ってあると思うんですよ。濡れた手でお金をもらってお釣りを払わねばならないとなると、手間じゃないですか。でも、QR決済であればお金を受け取らないから手を洗わなくていいですよね。屋台のたこ焼き屋さんもそうです。お金のやり取りをしている間にたこ焼きが焼けてしまいますが、画面を見るだけで決済が完了すればそういったことはありませんよね。そういうメリットをお伝えして導入してもらっています。

ユーザーからの声でPayPay(ペイペイ)の機能を改修


―PayPayのユーザー層は若い方が多いのでしょうか?

PayPayユーザーには若い人が多いと思われがちですが、スマホユーザーはどの世代もまんべんなく使ってくれています。決済の手段としてクレジットカードや銀行口座が必要なので、一定の年齢以上じゃないとすぐに手続きができないのですが、中学生の私の子どもは、私がPayPayを送って使っていますね。体感的には幅広い年齢層で使われているように感じます。また、利用に関しては普段使いが中心ですね。ちょっとした外出だとお財布を持たずにスマホだけという方もすでにいると思うのですが、今後、加盟店がもっと多くなればますます増えてくると思うんです。

―機能のアップデートはどのように決定していますか?

「日本全国どこでも誰でも使える」という会社の方針なので、高齢者の方でも使いやすいようなアプリにするために日々検討しています。技術者たちがすごく頑張っていて、些細なことでもより使いやすくするためにアップデートのスピードが速いんですよ。

幹部がTwitterに書かれている意見を拾い上げたり、カスタマーサポート窓口に寄せられる声を参考にして、会社全体で改善しています。例えば、「ペイペイ」っていう音の音量調整をできるように改善したのは、お客様がシーンとしたオフィスで「ペイペイ」って音が聞こえることで恥ずかしい場面があるという意見があったんですが、決済を確認する音なので消すわけにはいかなんですよ。それで、音量調節を可能にしたんです。

PayPay(ペイペイ)ならではのサービス

―PayPayならではの魅力を教えてください。

まずひとつは、加盟店の方が導入しやすい点です。今は加盟店手数料・決済システム利用料ともにかかりませんし、入金のスピードが速いんですよ。ジャパンネット銀行であれば翌日、他の銀行でも最短で翌々営業日に入金されます。また、入金申請は月末のタイミング以外では、累計決済金額が1万円以上になったときに入金されますので、加盟店の方にはすごく優しいサービスだと思います。

それと全国20か所の営業拠点があるので、何かあれば営業担当者が駆けつけてサポートできる体制が整っているのもPayPayならではだと思います。都市圏だけでなく、地方でも使えるところが多分ウチは一番強いと思いますよ。ゴールデンウイークやお盆に故郷へ帰ったら、ぜひキャッシュレスできるところを探して欲しいですね。普段の生活だけでなく、里帰りした際にも使っていただけると思います。また、カスタマーサポートは窓口は、24時間365日、電話などで相談を受け付けていますので、困ったことや心配なことがあればいつでもご相談ください。

PayPayとしては政府が目指すキャッシュレス比率の上昇に貢献したいと考えています。すでにキャッシュレス決済を導入している店舗ではなく、現金しか使ってないところにペイペイが入るとキャッシュレス比率が増えるじゃないですか。なので、そこを頑張ってる感じですね。

―各地でPayPayが使えるのは便利ですね。

旅先で使えるのって便利ですよね。外国からの旅行客の方にも便利だと思いますよ。PayPayはAlipay(アリペイ)ユーザーにも対応していますから、会計の際、最低限のコミュニケーションで済むのでお店の方も言葉の問題がなくなりますし、店頭にPayPayのマークがあれば、Alipayのユーザーの方は入店しやすいんじゃないでしょうか。

今はオリンピックをひとつの目標として、東京だけでなく日本全国にPayPayの加盟店を増やしている最中です。

個人商店の負担をなくすことで日本のキャッシュレス比率上昇に貢献

―PayPayとしての立ち位置を教えてください

個人の店舗では、端末の購入費や手数料がかかることで、なかなかキャッシュレスに踏み切れなかったお店がたくさんあると思うんですよね。そういうお店の方にPayPayでは端末も手数料も不要であることをお伝えすることで加盟店になっていただき、現金払いだけだった店舗を減らすことで日本のキャッシュレスを広げていく立ち位置だと考えています。

―PayPayのメリットはどのようなところですか?

キャッシュレス・スマホ決済に対して「不安」とか「めんどくさい」と感じる方が多いと思いますが、PayPayをスーパーで使ってもらえれば何%か戻ってきたり、10月以降は政府主導のポイント還元も始まりますし、実は「キャッシュレスにした方が得かな」と考えているユーザーも結構いると思うんですよ。そういった方に、思いたった時に周囲でPayPayを使っている人に使い勝手を聞いてみたり、試しに始めてもらえるといいなと思っています。

加盟店の方も、PayPayをどんどん使ってほしいと思って導入してくれるお店が多くあります。お店の方に使い方を聞いても優しく教えてくれると思いますので、PayPayを使ってみたいと思ったら、ぜひ直接聞いていただきたいですね。

―キャッシュレスの魅力について教えてください。

キャッシュレスは現金に比べてリスクが少ないと思うんです。現金は落としたら多分戻ってこないですよね。「スマホも落としたらどうするのか」と言われるかもしれませんが、データなのでアカウントを引き継げば残高は戻ってきます。電子マネーは形が見えないから怖いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、盗難や紛失というリスクは少ないと思うんですよ。

それからATMに行く必要がありませんよね。店舗側にとってもその日の売上金を数える必要がないので、そのための労力が不要になり、人件費の削減にもなります。今まで当たり前にやっていたことがキャッシュレスによって不要になり、その時間を有意義に使うことで生活が豊かになると思うので、ぜひみなさんに使っていただきたいですね。

いろんなサービスとの連携で新たなビジネスが生まれる

―今後の展望をお聞かせください。

今はPayPayは決済サービスを提供していて、一部で手数料をいただいていますが、現状で言えば手数料では全然儲かってないんですよね。ですから、今後は決済に繋がるビジネスが広がっていくと思います。

例えば、今「DiDi(ディディ)」っていうタクシーの配車サービスがあるんですけど、DiDiでタクシーを予約する際に支払いをPayPayにすると、利用料金がPayPayの残高から自動的に引かれるので降りる際に何もしなくていいんです。そういう連携していくサービスが今後どんどん増えていくと思いますよ。例えば映画館に行く前にPayPayで映画の席を予約して決済まですませておけば、QRコードを見せるだけでいいとか、ポップコーンとかジュースも予約しておくと受け取るだけで決済の必要がないとか。いろんなサービスと連携をして、決済の必要がなくなる新しいビジネスができればと思っています。

SoftBankグループやYahoo!グループを介して、繋がっていくビジネスもあると思いますが、PayPay独自のサービスも展開していけると考えています。今は加盟店側が独自でクーポンを出すような仕組みを考えているんですよ。例えば飲食店だと仕込みがありますよね。たくさんの材料買ってきて仕込んだけど、急にどしゃ降りになって来店客が少なくなりそうな時に、10%引きのクーポンをランチ前の11時に出せるといいと思いませんか。そんなことができるといいなと考えています。

―貴重なお話をありがとうございました!

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インタビュー:NANASE

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