予約制の駐車場シェアリングサービス「B」門山氏インタビュー

予約制の駐車場シェアリングサービス「B」門山氏インタビュー

時間貸駐車場「タイムズパーキング」などのサービスを展開するタイムズ24が運営する駐車場シェアリングサービス「B(予約制駐車場)」。
空いているスペースを有効活用したい土地のオーナーと、外出先で車を停めたいドライバーをマッチングする会員制の駐車場シェアリングサービスです。

空きスペースの登録や事前予約がすべてWEBからできるため、気軽で簡単だと多くのユーザーが利用しています。

今回はタイムズの予約制駐車場「B」のプロモーション担当である門山さんにお話を伺いました。

【プロフィール】門山 沙也伽

30名規模のITベンチャーに新卒入社後、コンタクトセンター・人事広報・マーケティングなど様々な業務を経験。
2018年にタイムズ24株式会社に入社し、予約制駐車場「B」のプロモーション担当として事業を推進。

タイムズの予約制駐車場「B」リリース後のユーザーの反応とは


―予約制駐車場サービスの「B」は何を指しているのでしょうか。
“B”は予約を意味する英単語“Booking”のBです。駐車場のシェアリングサービスですが、ユーザー様から見ると一番のメリットは駐車場が予約できる点なので「B」という名前になりました。

―実際に利用しているユーザー層はどれくらいですか?
幅広い年代の方にご利用いただいていますが、日常的に運転をすることの多い30~50代がメインユーザーで、男女比はおおよそ半々です。

―「B」がリリースされて3年半ほど経過していますが、ユーザーの反響などを教えてください。
サービスのご利用者数は年々増加しています。「B」のような駐車場がもっと増えて欲しいという声を多くいただいており、駐車場シェアリングという市場に対する期待は高いと感じています。

「本当に利用して良かった」というご感想をいただくことも多く、予約できる環境を整備することにより移動に対する安心感を提供できているのではないかと思います。
特にイベントやコンサートなどにおいては、駐車場が空いているか不安という方がいらっしゃいますので、開催時には会場周辺の需要が高くなります。

また、足の不自由なご家族と一緒に移動する際に、目的地の近くで駐車出来るスペースを事前に確保できて助かったというお声もいただいています。

―普段行かない場所へ出かけるときは、駐車場が確保できるか不安になりますよね。
そうですね。お出かけの際に「パークアンドライド」を活用される方も多いことから、WEBサイトでは特集として掲載しています。
パークアンドライドとは、自家用車で駅や空港まで移動し、駐車場に車を停めて電車やバス、飛行機などの公共交通機関を利用して目的地まで移動するという方法です。

―イベントやお出かけ時の利用が多いと、ユーザーは土日に集中しますか?
土日の方が利用は多いです。しかし、ショッピングや荷物が多くなるときに車で出かける、雨が降った日だけ車で出かけるなど、平日のご利用も多くあります。

タイムズの予約制駐車場「B」に対するオーナーの声


―駐車場となる場所を貸し出すオーナーさんの反応を教えてください。
現在は、遊休地をお持ちの個人のオーナー様と法人のオーナー様の二本柱で駐車場を拡大している状況です。現時点では法人の遊休地の方が多い状況ですが、徐々に個人のオーナー様の申請も増えています。

―個人のオーナーの方はどういう目的で駐車場を貸そうと思われるのでしょうか?
家の前のスペースが空いている、活用できていない土地があるといった理由が多くなっています。
また売却まで時間がある土地を貸したいというケースもあります。

「B」は1日からでも貸し出すことができるため、余っている土地の活用を検討される方に選択肢の一つとしていただけるサービスになると考えています。

―オーナーさんはどのような経緯で「B」を知ることが多いのでしょうか?

時間貸駐車場のタイムズパーキングのオーナー様が「B」で土地をお貸しいただくというのがまず一つです。

ほかにも、駐車場機器の設置スペースがなく時間貸駐車場にはできないけれども、「B」であれば機械を設置する必要がないため貸し出せるという土地をお持ちの方などです。また、この数年で駐車場のシェアリング市場が盛り上がってきていることから、web検索で知っていただくことも多くなっています。

―自分の土地の空いているスペースに知らない人の車が入ってくるという点で、オーナー様から不安の声などはありましたか?
オーナー様によって違いはありますが、やはり自分のプライベートなスペースを貸し出す場合には不安に感じるというお声をいただくことはあります。

しかし、スペースに予約が入るとオーナー様へお知らせが届き、そこには利用されるユーザー様の車のナンバーが記載されています。さらに、会員登録されているユーザー様しか予約できないという点でもご安心いただけると考えています。

タイムズパーキングと予約制駐車場「B」との棲み分けとは


―タイムズパーキングのサービスがある中で、予約制駐車場「B」を導入した背景を教えて下さい。

タイムズ24は駐車場事業者として、路上駐車をせずに移動できる、車で安心して移動できるような社会をつくりたいと考えています。

そのため、1991年に日本初となる24時間無人時間貸駐車場を開始し、現在では1万9千件を超える駐車場を運営していますが、さらに提供できる駐車場数を増やしていきたいという思いから参入しました。

―時間貸と予約制で、みなさんどのような使い分けをして駐車場を利用されているのでしょうか?
時間貸のタイムズパーキングは、誰でもどこでもいつでも利用できるという点が特徴です。
一方、予約制駐車場「B」は、目的地周辺の駐車場が満車だったらどうしよう、見知らぬ土地でどこに駐車場があるか分からないといった「不安を解消する」ために利用される方が多いように感じます。

駐車場を予約することで、そこに行けば絶対に停められるという安心感を、「B」では提供しています。
時間貸と予約制という選択肢から、お客様の目的に応じて選んでいただければと思います。

タイムズの予約制駐車場「B」はWEBから予約できる簡単さが魅力


―「B」はWEBから予約ができるシステムですが、どのようなユーザーでもわかりやすく簡単に借りられるように意識されているのでしょうか。

そうですね。どなたでもお使いいただけるよう、わかりやすいユーザーインターフェースを心がけています。

―駐車場はどれくらい前から予約が可能ですか?
駐車場の空き状況次第ですが、2週間先から直前まで可能です。
新幹線駅の近くや乗降客数の多い空港の近くなどは、予約が可能となる0時のタイミングでアクセスが集中します。

―オーナーさんの登録も簡単な手順でできるのでしょうか。
はい。基本的に書類のやりとりはなくWEBで完結するようになっているので、申請していただき、事務局の承認後すぐに貸し出しをスタートできます。

都市部だけでなく地方でも需要が見込める


―「B」の駐車場数が集中している地域などはありますか?
現時点では、駐車場数は都心部に多い傾向がありますが、今後はエリアを広げていきたいと考えています。

私たちタイムズ24は、車を利用する際の駐車場を探すストレスや駐車場に停められないストレスをなくすため、住宅街や時間貸駐車場がつくれないようなエリアにも駐車スペースを提供していく必要があると考えています。

―なるほど。例えば地方で予約制の駐車場があることによって、地域やユーザーにとってどのようなメリットが考えられますか?
イベント時に需要が高くなると申し上げましたが、その対象としてはスポーツ大会やコンサート、運動会や授業参観などの学校行事も該当し、地方でも同様の傾向になると思われます。

特に多くの保護者が集まる運動会では、お昼の時間は家に帰りたいという方や忘れ物を取りに帰りたいという方がいらっしゃいます。「B」であれば1日定額料金で入出庫自由なので、状況に応じて柔軟にお使いいただけるのではないかと思います。
1日定額料金という点では、時間貸よりも気軽にご利用いただける場合もあるのではないでしょうか。

シェアリングサービスを拡充するパーク24グループの今後の展望とは


―自動車や駐車場のシェアリングサービスにおけるパーク24グループの今後の展開をお聞かせください。

先程も少し述べましたが、路上駐車をせずに車で移動できる世の中を実現するため、駐車場の数を増やすという観点から「B」として展開する場所も増やしていきたいと思っています。

パーク24グループではカーシェア、レンタカーというサービスも展開しているので、それらのユーザー様がもっと快適に移動できるように、サービス間の連携を高めていきたいですね。これらのサービスを二次交通(拠点となる空港や鉄道の駅から観光地などの目的地までの交通)として、電車やバス、飛行機などのサービスを提供されている会社とも連携を深めて、移動という行動体験を快適にしていきたいと思っています。

―現在、駐車場の予約サービスがいくつも生まれていますが、「B」ならではの強みは何ですか?
「B」を展開しているタイムズ24は元々、時間貸駐車場の事業から始まったという点において、駐車場を運営するためのノウハウや経験を多く有している会社だと考えています。またそうしたノウハウをもとに、駐車場だけでなくレンタカーやカーシェアをはじめ、移動手段となるサービスを提供しています。そのため、「B」を利用されるお客様に対しては、グループで連携して移動手段から駐車場までお客様に提供できることが強みです。

また、支払いがWEB上で完結できることも強みです。「B」では予約時に決済を行っているので現地での決済は不要です。

―グループの総合力が強いということですね。

そうですね。グループならではの特徴としては、タイムズポイントも他社との違いとなります。
ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」に入会し、パーク24グループのサービスを使うとタイムズポイントが貯まり、貯まったポイントは決済時に1タイムズポイント1円としてご利用いただけます。そのため、タイムズカーシェアをよく利用するお客様であれば、カーシェアで貯めたポイントで駐車場代を払うといったことも可能です。

―駐車場のシェアリングサービスが複数ある場合、ユーザーはどういった部分で選択するのでしょうか?
一番は予約できる駐車場数の多さですね。
私たちも駐車場の数を増やすことがお客様に選ばれる一番のポイントだと感じているので、今後も力を入れていきたいと思っています。

―駐車場のシェアリングサービスの今後の拡大性についてはどのように感じていますか?

駐車場のシェアリングサービスは、まだまだ発展途上の市場だと考えています。対象となる駐車場も利用される方も、これからまだまだ増えていくと思うので、どこまで伸びるかは予想できないですね。

―貴重なお話ありがとうございました!

インタビュー:NANASE
撮影:堅田ひとみ


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