毎日にほんの少しのヘルシーを【スナックルインタビュー】

オーガニック食品や健康志向の食品をコンビニでもスーパーでも見かけるようになり、企業でもオーガニックの置き菓子サービスを設置するとこが増加している。今回はそんなオーガニックの置き菓子サービスを提供するスナックル事業部の金子 隆耶氏にお話を伺った。

フードロスを利活用して福利厚生に

Q:サービスを始めた背景とは?

A:国としてもそうですが、色々な企業がどうやって健康経営や働き方改革などに取り組むか、企業全体でのパフォーマンスを上げることも含めすごい注目が高まってきているなと感じていました。色々な企業の担当者にお話を伺うと、「そもそも健康経営・働き方改革って、何したらいいか分かんないんだよね」というのが課題としてあるなと感じて。そこで今既存であるオフィスグリコさんとかオフィスコンビニみたいなものをちょっとヘルシーにしていくことで、ヘルシーな置き菓子やヘルシーなものが簡単にオフィスで食べられるという状況をつくれるなと、健康経営・働き方改革に取り組むべきところのファーストステップになるかなと思いサービスを開始しました。

Q:金子さんの経験もきっかけですか?

A:前職がオーガニック系の食品メーカーに勤めていたので、弊社がスナックルというサービスを取り組む中で、もちろん経営ってところに取り組むのもあるんですけど、もうひとつフードロスの課題にも取り組んでいて。
大学時代に農業をしていて、そのあと食品メーカーにも勤めていたのですが、どうしてもロスになってしまう商品がたくさん出てくる。それって商品が悪いのかというよりかは、どちらかというと作ってる側だったり流通してる側、売ってる側のサプライチェーン側で発生する問題のほうが圧倒的に多いなと感じたので、それをどうにか利活用して上手に売れないかと思い今回のスナックルというサービスになりました。

Q:フードロスに繋がる要因とは?

A:商品としては賞味期限が切れていないものが前提ですが、例えばパッケージの印字ミスがあったりとか。あとはメーカーさん側で、もともと出荷する予定が出荷調整にあってしまい出せなくなってしまったものとか。それと食品系で特有なのが、3分の1ルールという、賞味期限が1年ある中でその3分の1、4ヶ月の間にメーカーさんから小売店に流通しないと商品が出せないルールとかもあるので。

そうなってしまうと、今までは例えばドン・キホーテさんやドラックストアなどに1個5円10円で原価も全然回収できないような価格帯で投げ売りされていたものを、弊社としては原価近くで買い取りをすることでメーカーさんとしても事業継続できるようになります。実際それをスナックルでは福利厚生というサービスでご提供するので、購入いただく社員のみなさんは福利厚生だから価格帯安いと思ってもらい、メーカーさんからしたらブランド棄損にも繋がらないし、値崩れにも繋がらない。かつ、新しい商品の認知の場所にも使えるので、そういう意味合いでフードロスを手段として使っています。

美味しさにこだわるから選ばれる

Q:導入後の反響は?

A:女性の方にはいっぱい食べていただいていますが、意外と男性の方でも利用する方が多くて。例えば30代40代くらいになってきてお腹ちょっと出てきちゃったなとか、あとはジムに行ってる人とか。あとは奥さんに言われるようになったなど、男性女性両方ともに利用していただいてるサービスにはなっています。

Q:オーガニック食品はあまり美味しいイメージがないのですが・・・

A:美味しいものは美味しいですが、おいしくないものもありますってのがリアルかなと思っていて。弊社のサービスの中でも取り扱える商品は大体400個ぐらいあります。でも今はそれのうち半分ぐらい、180個から200個ぐらいに絞って商品のご提供はしていますね。選んでる基準は、どちらかというとヘルシーなもの。例えばグリコさんとかと比べると白砂糖や添加物が入っていないもの、グルテンフリーのものを第一陣の選定基準においています。そのあとは何かというと食べ物のサービスなのでやはり美味しくないと継続的に利用してもらえないですし、そもそも誰が食べるの?みたいなところで導入されない事例もあるので、美味しさは気にして商品としてはご提供してますね。

Q:どんな商品ラインナップ?

A:ちょっと塩っ辛い、手につまんでぱっと食べるようなものから、プロテインバーやフルーツバーなどの朝食に食べるようのものだったり、あとは最近グミとかもあります。オーガニック系のグミなんですけど、美味しいグミとかも仕入れているので、コンビニで置いてあるお菓子の種類は大体網羅的に揃えられているかなと思います。

Q:おすすめを教えてください。

A:女性に人気なのが、マクロビオティックのクッキーとかですね。かぼちゃ&ペカンナッツ、紫いも&ペカンナッツとかあるんですが、こういう系が定番で人気。あと男女ともに人気なのがチョコレート系ですね。デザートバーや抹茶のチョコレートなど色々な種類があります。

男性人気も様々ですね。病みつきレンコン、甘栗という男しか食べないだろうみたいなものも。甘栗がランキングでいうと常に上位商品なので、男性に利用していただくのが多いのかなと。ジムに行かれてる方だと、プロテインバー系のものも結構利用されてる方が多いです。各導入企業さんによって売れる商品が違うので、それに応じて商品のご提供は変えています。

Q:どういった部分がオーガニック?

A:オーガニックというところでいうと、どちらかというと世間の認識として「ヘルシー」って意味合いがあるかと思いますが、あれって何かというとトレーサビリティがちゃんとつけれているか。どういうところで作って、どういうものができているのかっていうところですが、弊社としてはオーガニックは意識しつつ「ライトなヘルシー」というところをポイントに販売しています。どうしてもオーガニックって印象だと、特に男性のほうがそうなんですが「おいしくないよね、味薄いよね」って言われることが多いので、弊社としても実際試食をしたうえでご提供しているので、普通のコンビニとかに置いてあるお菓子よりかはちゃんとヘルシーで、かつ美味しいところは追及していますね。

Q:ヘルシーとはカロリーが?それとも原材料が健康的?

A:それでいうとカロリーももちろんあります。あとは、例えばチョコレートでも白砂糖の代わりにてんさい糖とか黒糖とか使っているなど。
白砂糖とかは血糖値をあげてしまい、お昼ご飯とか食べたあとってものすごい眠くなるじゃないですか。あれスパイク現象と言うのですが、血糖値がパーンってあがってしまうことによって体の中でインシュリンが出てしまい、そのあとそのインシュリンの効果で眠たくなってしまうんですよね。そういった意味合いとかでいうと、例えば白砂糖を使っていないものや、グルテンとかでいうとグルテンアレルギーで倦怠感とか出る方もいらっしゃるので、そういったものが入っていないもの。あとは油とかにも気を遣っています。

Q:商品ラインナップは変更されますか?

A:弊社の商品発注のリズムにもよるんですけど、納品のタイミングで売れているもの売れていないものを全部事前に確認しています。それに応じてクッキー系が人気なA社にはクッキー多めに。B社ではあまりクッキーが人気じゃないのでプロテインバーを多めにいれようという形で各企業に合わせたカスタマイズをしていますね。

キャッシュレスだからこそ手軽に買える

Q:オーガニック商品は高いのでは?

A:大体こういうオーガニックとかヘルシー系でイメージしていただきやすいのでいうと成城石井さんやナチュラルローソンさん、ビオセボンさんとかになるかと思いますが、大体単価が300円から500円ぐらいでちょっとオフィスの利用には高いかなって価格帯になっています。それが弊社のサービスを通していただくと大体2割から4割引きぐらいの価格帯で購入できるのがひとつポイントにはなるかなと思います。

一番安い商品だと98円からで、大体単価100円から350円くらいなので普通のお菓子とあまあり変わらない価格帯でご提供しています。

Q:キャッシュレス決済を導入した理由とは?


A:3つ理由があるのですが、1つ目は導入いただくためのハードルを下げるところ。どうしてもスナックルを管理する部署の方々がいらっしゃるので、その人方たちが現金があると現金の管理をしないと駄目なんですよね。例えば未払いが発生したらそれを追加で払わないと駄目だったり、あとは現金だと今小銭がないっていう理由によって購入できない、もしくは持っていってしまうということが発生するので、そこが1つ目。

2つ目は、管理画面上で売上総額や売上ランキング、商品ジャンル別の売上などを確認することが可能なところ。納品するタイミングでどの商品のほうが売れるのかを分かってないと、ここでまたロスが生まれてしまうと弊社のサービスとしてはあんまり良くないなと思っているので、そういったものもすべて管理する意味合いでキャッシュレスを利用しています。

あともう1つは、賞味期限に応じて価格帯を変更するダイナミックプライシングを導入しています。現金だといちいちポップを貼り変えに行くわけにもいかないので、そういった意味合いでもキャッシュレスを利用していますね。

Q:キャッシュレス決済でのユーザーの反応は?

A:導入前に「いや、キャッシュレスをウチはあんまり使ってないんですけど…」という会社さんも、このスナックルをきっかけにキャッシュレスを利用するようになって日常使いするようになった人も増えてきているので、時代の流れにも合っているなと思っています。

健康の一歩にオーガニックという選択肢を

Q:今後オーガニック食品には注目が集まりますか?

A:やはり健康志向みたいなところでいうと、サービス展開していく中で感じている部分として、もっともっと食べ物に対する興味関心は働き方改革や健康経営と言われている中で切っても切り離せない課題にはなってくるかなと思っています。そこは今後も市場としては伸びてくるかなというふうに思いますね。

Q:オーガニックの置き菓子サービスを知らないユーザーに向けてメッセージをいただければと思います。

A:弊社がご提供してるサービスはヘルシーなものが基本的に多いというところで、結構抵抗感がある方とかもいらっしゃると思います。価格帯が高いという部分でも。しかしスナックルなら、オフィスで手ごろな価格帯のヘルシーなお菓子がご提供できるので、まずはいったん試してみて欲しいです。合わなかったら合わないでしょうがないかなって感覚で、まずは試してみていただければなと思います。

今回のインタビュー動画はこちらから

スナックル事業部事業責任者
金子 隆耶 (かねこ りゅうや)



インターンで農業に携わったことがきっかけで「食」への関心が高まり、自分なりの「食」への追求を目指したくなり2019年2月、スナックルを設立しました。

インタビュー:NANASE

撮影:堅田ひとみ

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